【イタリア・ミラノ(5日)=大谷 翔太】ミラノ・コルティナ五輪のフィギュアスケートは、6日に団体戦から開幕する。前日は本番会場の「ミラノ・アイススケートアリーナ」で公式練習が行われ、男子の鍵山優真(オリエンタルバイオ・中京大)が調整。

初練習を終え「氷の感触もすごくいい。気温もちょうど良くて、本当に心地いい環境で練習できたなと思うので、出だしはすごく順調」と穏やかに語った。

 この日は現地午前7時35分と早朝のスタート。「朝は強い」という言葉通り、ショートプログラムの曲をかけての練習では、冒頭の4回転―3回転トウループの連続ジャンプから、4回転サルコー、トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を着氷。「オリンピック効果なのか…」としつつ「音楽が乗り移る感覚があった。音楽が聞こえてるっていうよりは、そこら辺で鳴っているみたいな。憑依(ひょうい)できる感覚、一種のゾーンに入ってるみたいな感じだった」とうなずいた。

 18歳で初出場した22年北京五輪は、団体、個人ともに銀メダル。「あの時は、何の緊張もなくはっちゃけていた」と言う4年前から立場も変わった。「五輪での覚悟がかなり強くなった。明確な目標、メダルを獲りたいということだったり、そういうところが大きく変わってきている」と鍵山。「自分らしさ全開で、パフォーマンスできたら」と意気込む。

 団体戦はSP(7日)での起用が見込まれ、この日順調に最終調整。2大会連続のダブルメダル獲得へ視界も明るい。日本男子のエースは「この滑りが鍵山優真だぞ、というのを全世界で見ている人に届けられるように。それが一つの目標」と、堂々と宣言した。

編集部おすすめ