歌舞伎俳優の市川中車が5日、都内で行われた歌舞伎町大歌舞伎「獨道中五十三驛(ひとりたびごじゅうさんつぎ)」(5月3~26日、東京・THEATER MILANO―Za)の製作発表会見に息子の市川團子と出席した。

 父・市川猿翁(3代目猿之助)さんの魂を継承して澤瀉屋をけん引する。

「父の理念はスピード、ストーリー、スペクタクルの3S。この概念を歌舞伎に取り入れて貫くのが父のスピリット」と強調した。

 また、歌舞伎界に入る以前に俳優・香川照之として出演した舞台「桜の園」(チェーホフ作)では演出家・蜷川幸雄氏の指導を受けた。「蜷川さんは『役者の欲望の距離』が見たいとおっしゃっていた。ほとばしる欲望、はるか先まで届く欲望の距離を意識していきたい」と気を引き締めた。

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