日本サッカー協会(JFA)は5日、都内で技術委員会を開き、スタッフへの暴言などでJリーグからけん責処分を受けたJ1町田の黒田剛監督(55)に厳重注意と指導研修の受講を課すことを決めた。

 山本昌邦技術委員長と木村康彦指導者養成ダイレクターが会見に出席。

木村ダイレクターは「Jリーグから発表になった、FC町田セルビアの黒田監督のけん責処分について、本日の技術委員会で指導者ライセンスの適格性を再審査いたしました。技術委員会としましては、結論から申しますと、指導内容としては厳重注意と研修の受講ということにいたしました。不適切な指導を禁ずる規則があります。不適切な言動があったという点もありますので、それに対して厳重注意と決定しました」などと報告した。

 JFAは、サッカーファミリー安全保護宣言の〈1〉に「サッカーにおける暴力・暴言を根絶します。(ゼロ・トレランスの実現)」を掲げており、会見の中で木村ダイレクターは「不適切な言動であるとか、指導というのはもちろん、JFAとしてはもう撲滅していきたい、暴力暴言は根絶していきたいということはJFAの一貫した考え。厳重注意だからとか、(資格の)降格にならなかったから暴言が許されるとか、決してそういうことではありません」と説明した。

 また木村ダイレクターは、1月下旬に黒田監督と面談を行ったことを明かし、「本人としても正すべきところは正していきたいと反省の意向を示したり、改善に向けて前向きに取り組んでいく姿勢を示されておりました」という。研修時期や内容については今後決めていくとした。

 Jリーグは12月23日に、町田の黒田剛監督及び町田に対し、「23年頃から所属選手らの前で、自らの意向に沿わない選手がいれば、造反者といった表現を用いて排除する意図を持った発言や、練習中に選手及びスタッフの前で特定のコーチに対して大声で怒鳴る行為、懇親会の場でスタッフに対する暴言等の不適切な発言があった」として「けん責」の処分を科したと発表していた。

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