◆明治安田J1百年構想リーグ▽第1節 千葉0―2浦和(7日・フクダ電子アリーナ)

 浦和は開幕戦で千葉に2―0と快勝し、白星スタートを切った。京都への期限付き移籍から3年ぶりに浦和へ復帰したDF宮本優太は、センターバックとして先発フル出場して無失点に貢献。

「開幕戦で勝ったことも大事ですけど、アウェーで失点ゼロ、複数得点で勝てたことは、昨年の浦和には足りなかった部分。そこは自分たちにプラスなので、前向きに受け入れたい。でもきょう勝った時も、誰一人浮かれた話はしていなかった。そこはもう、次に向かっているのかな」と振り返った。

 右サイドバックとしてプロ入りした宮本は、浦和では22年に15試合の出場にとどまり、23年にはベルギー2部デインズへ期限付き移籍。同年6月に浦和へ復帰したが、この年は出場なしに終わった。そして24年から期限付き移籍した京都で、2年合計66試合に出場し、センターバックとして成長。今季、3年ぶりに浦和へと帰ってきた。

 さっそく副キャプテンにも就任し、この試合ではDFラインの中心を担った宮本。GK西川周作は「(ラインを)押し上げるスピードは上がった。それはミヤが入ったことによって、成果をもたらしてくれている。中途半端に(ラインを)上げるより、しっかり上げる方が、より相手のパスの選択肢を減らしてくれる。

統率力という部分では、真ん中の柱がしっかりしていると崩れることはないんじゃないか」と語り、その存在感へ信頼を寄せた。

 またスコルジャ監督は「ビルドアップでもおもしろい組み合わせ」と語り、右CBの宮本、高精度の左足フィードを持つ左CBの根本健太の組み合わせに大きな可能性を感じ取った模様だ。流経大柏高、流経大時代はボランチでプレーした経験も持つ宮本は、CBながら中盤的な能力も兼備。相棒をつとめた根本は「テンポよくパスを出せる、というか、すぐに出しやすいポジションを取ってくれる。ボールを受ける位置が明確になって、ここに取れば受けやすいな、というのがすごくうまくやれている」と相乗効果を明かした。

 23~25年はDFラインの中心としてプレーしたDFホイブラーデンが退団した今季、誰がDFラインを中心としてまとめるかは、浦和にとって最重要事項のひとつだ。身長は171センチと、CBとしては小柄な宮本。しかし昨季までの浦和に欠けていたものを、この小さなDFリーダーがチームに注入する可能性を感じさせた開幕戦勝利となった。

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