巨人に新加入した育成の板東湧梧投手(30)が8日、2軍宮崎キャンプで実戦形式のライブBPに登板した。1軍が練習する木の花ドームから阿部監督も視察に訪れる中で、小林誠司捕手とバッテリー。

体感温度マイナス6度という条件下で、岡田、湯浅とぞれぞれ4打席ずつ、打者のべ8人に対して1安打1奪三振とアピールした。フォーク、カーブ、ツーシーム、カットボールも使い「緊張しましたけど攻めていこうと。全体的にゾーンには投げられた。やりたいこと、今できることはできたかなと思います」と振り返った。

 阿部監督とはグラウンド上でガッチリ握手。「初めてごあいさつをさせていただいて、『頑張れよ』と。僕の中であまりいいピッチングを見せられなかったんですが、『頑張ります』と(返して)」とさらなるアピールに燃えた。

 終了後は「もっとできる」とライブBPで出た反省を生かしブルペンに直行した。極寒の中、フォームを固める意図で81球の熱投。この日もソフトバンク時代から師事する久保康生巡回投手コーチにマンツーマン指導を受け「自分でも(移籍当初)見てもらった時に『今のままじゃ無理だな』と思ったので。かなり自分の中で意識を変えてやっています」と右腕。「自分の中で見つかっていく部分、感覚的に良くなっている部分が日に日に出てきている。

これを引き続きやっていって実戦で『1軍でも通用するんだぞ』ってところを見せて支配下を勝ち取りたいと思います」と意気込んだ。

 ソフトバンクでは通算114登板で10勝1セーブ。過去2年は分厚い選手層にも阻まれ1軍登板なしに終わり、昨季終了後に戦力外通告を受けた。巨人のユニホームを着てプレーする日々には「楽しいです。自分は1回野球人生が終わったと思ったので。(1月の)自主トレでは自分の殻の中で、なかなかやってるつもりでも抜け出せない、うまくいってない部分が大きかった。久保さんにマンツーで教えてもらった時に、何か抜けていけそう、自分でこの殻を破れそうだなって。日々、楽しいですね」と充実感を漂わせた。

 昨季は2軍ウエスタン・リーグで9勝2敗。最優秀防御率と最高勝率を獲得していた。

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