巨人の吉川尚輝内野手が8日に31歳の誕生日を迎え、昨年10月下旬に受けた両股関節の手術からの復帰を目指す今の思いを激白した。キャンプは都城で故障班スタートとなり、若手とともに汗を流す日々。

3月27日の阪神との開幕戦に照準を合わせ、自分の体と向き合いながら、焦ることなく確実に一歩一歩進んでいる。

 気温が5度に満たず、冷たい風が吹きつける都城。「さぁ行こう!」。寒さを感じさせない、31歳を迎えたばかりの吉川の元気なかけ声とともに練習がスタートした。両股関節手術からの復帰を目指して過ごすキャンプ。あくまで開幕をにらみながら、リハビリに取り組む。

 「そこ(開幕)を目指してやっている感じです。ただ、まだどうなるか分からないし、場所が場所だから手術もあんまり(アスリートでは)前例がない。はたから見たら『動けてるじゃん!』って思うかもしれないけど、自分のペースでトレーナーの方と一緒にやっていきたい。焦りたいけど、焦らず頑張りたい」

 1月の時点では軽いダッシュとキャッチボール、通常よりも速度を落としたマシンのボールを打つ程度。この日はマシン打撃のスイングにも力強さが増し、ノックにも参加するなどステップを踏めている。

 「『少し(患部の)調子悪いです』とか意見を言ったり、メニューが変わることもある。

それでもちょっとずつ動けてきている。少しずつ強度を上げながらできている」

 イメージと動きを一致させるのは、簡単な作業ではない。

 「打撃練習は思いっきり下半身を使ってとか、まだトレーニングが足りていない部分がある。当てて打つ分にはいいという感じ。守備もいろんな動きがある。正面で捕るのは全然大丈夫だけど、今は人工芝ですけど、土(のグラウンド)とかいろいろ段階を踏んでいかないといけない」

 3軍の若手育成選手らと過ごすキャンプ。円陣で言葉をかけたり、スローイングのアドバイスをしたり。1軍にいては見えないこともある。

 「普段関わったり、しゃべることがない選手も多いから新鮮。(3軍では)目標が見えづらくなることも多いと思うんですけど、その中でやらないといけないと思ってやってると思うし、一人でも多く支配下、チームの戦力になってくれたらいい。みんな頑張ってるし、僕も頑張るし」

 新しい1年の抱負を聞くと、明るい声を響かせた。

 「頑張ります、本当に!」(水上 智恵)

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