阪神・佐藤輝明内野手にとってWBCは「小さい頃から憧れた」夢舞台だ。印象に残るのは、09年の第2回大会の決勝でイチローが放ったV打。

「まじ見てた。格好いいなと。見てから学校に行った記憶があります」。その後、10歳の輝明少年が「真似してました」と背番号51になりきるのも当然だった。

 あれから17年。球界の主砲に成長し、夢切符をつかんだ。このオフはWBC仕様の打法を模索。外国人特有の投球フォーム対策で「タイミングの取り方が変わる」。バットを0・5インチ長くした34インチ(86・36センチ)を扱い、体重も5キロ増の100キロ超。「強く振らなくても打球が飛べば体の負担も減る」と理想を求めた。

 本職の三塁以外の外野はもちろん、一塁守備すら「やれって言われたらチャレンジしてみたい」と身を粉にする覚悟だ。最大のライバル米国との対決を待ち望む。

「文字通り過去最強の相手。まず対戦できれば」。豪快なアーチで世界にその名をとどろかせる準備はできている。

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