今季から米大リーグで導入される「ロボット審判」こと自動ボール・ストライク判定システム(ABS)は、3月のワールド・ベースボール・クラシックでは導入されない見込みであると9日(日本時間10日)、米スポーツ専門サイト「ジ・アスレチック」が報じた。

 同システムは、原則として球審がボール、ストライク判定をするが、投手、捕手、打者が投球直後に帽子やヘルメットをたたくジェスチャーをしてチャレンジをすると、機械で判定。

各チームは毎試合2回のチャレンジ権を持ち、成功すれば回数は減らない。延長突入後、チャレンジ権が残っていなかった場合は1度のチャレンジ権が与えられる。

 同メディアによれば、選手たちがABSに十分慣れる時間がなかったことから、WBCの大会運営側は今年の大会でABSをいかなる形でも使用することを検討しなかったという。

 今季からは米大リーグで導入される予定だが、WBCに出場する一部の選手は、約3週間にわたって所属球団を離れることになる。そのため、スプリングトレーニングなどの実戦でABSに慣れるための貴重な時間を失う可能性があると、懸念材料に挙げた。「最も影響を受ける可能性があるのは捕手である」と指摘。今大会には米国代表でローリー(マリナーズ)、スミス(ドジャース)ら注目捕手が多数出場する。

 また、MLBでは23年から導入している「ピッチクロック」はWBCで初採用。投手は無走者時は15秒以内、走者がいる場面では18秒以内に投球動作に入らなければならず、違反するとカウントに1ボールが加えられる。

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