春のクラシック戦線を占う3歳重賞は、積雪のため8日から10日にスライドして行われ、1番人気のゾロアストロ(牡3歳、美浦・宮田敬介厩舎、父モーリス)が重賞初制覇を飾った。短期免許で来日中のトール・ハマーハンセン騎手=ドイツ=は、1月12日のシンザン記念(サンダーストラック)に続くJRA重賞2勝目。

関東馬は2015年ルージュバック以来、11年ぶりに勝利を挙げた。勝ちタイムは1分48秒0。

 レース後、宮田調教師は「ジョッキーには、リズム良く、前半の加速に時間がかかるので、踏み込みが遅れないようにと伝えていました。勝負所の一瞬の反応は遅れたけど、ギアが上がってからはすごく大きなストライドで走ってくれました。

 馬には輸送競馬や右回りなど、色々経験させたくてこのレースを選びましたが、2日順延になって想像以上の経験ができましたね。日、月と調教できるようにしてくださった競馬場関係者の方々に感謝したいです。

 1Rを勝った伊藤圭三厩舎のスリーコーズと2頭でスクーリングをしていたので、一緒に勝てて良かったです。パドックではイレ込んでいたけど、うまくメリハリをつけてレースに臨めました。

 (調教用の馬具は)一応、持って行こうかと。カイバも少し多めに持っていこうかと話していましたが、さすがに火曜まではもたなかったので、途中で持ってきてもらいました。道具に関しては用意がなければ乗れないので、そこに関しては『備えあれば』ではないですけど、良かったですね。

 元々2000メートル以上もつ馬だと思っていたんですけど、今日ジョッキーにフィードバックをもらった感じでも、すごくリラックスして走れし、ストライドも大きくて長く脚を使える。

ゴールを過ぎても、全然ばててなかったし止まらなかったと話していたので、距離は2000メートル以上でも、と思っています。

 何とか皐月賞、ダービーと向かえればうれしいですね。モーリス産駒ですが、いい意味で遊びがある子。遊びをもたせながら育てていければいいなと思います。お母さん(アルミレーナ)には国枝厩舎で(助手時代に)乗っていたので、よろこびもひとしおです」

とコメントした。

 同馬は2走前のサウジアラビアRC3着、前走の東京スポーツ杯2歳Sで2着と重賞戦線で好走。今回は当初行われる予定だった8日の前日(7日)に京都競馬場入り。イレギュラーな形での滞在となり当初は不安視されたが、2日連続でダートコースが開放されたため、当レースに向けてダートコースなどで調整されていた。

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