昨年までプロ野球DeNA担当だった私は1月から写真部に異動した。今年はDeNAキャンプ取材にカメラマンとして同行している。

2年連続の沖縄・宜野湾で“ルーキー”を見つけた。昨季限りで現役を引退し、1月から球団広報に転身した徳山壮磨さん(26)だ。

 ジャケットを着こなし、時にはジャージー姿でカメラを持ち、選手と一緒にグラウンドを激走。ガッツあふれるスタイルでセカンドキャリアを歩み始めている。SNS更新や取材対応などの広報業務をしつつ、メインはブログ形式のモバイルコンテンツ「球団広報の徒然日記」を担当。「藤浪のボディビルポージング」など、公の場では見られない選手の素顔を発信している。徳山広報にしか撮影できない貴重なショットばかりだ。

 チームには元選手の秦広報、牛田広報もいる。徳山広報はまだ26歳。梶原、竹田らと同学年で、大半の選手が同年代という新人広報は「選手との距離の近さをファンに見せられるのは自分の強み。今が(野球人生を終えて)一番充実しているかな」と、まだ転身約1か月とはいえ、すっかり仕事が板についてきた様子だ。

 順風満帆な野球人生ではなかった。

大阪桐蔭在籍時の3年春にセンバツで優勝。早大を経て21年ドラフト2位でDeNAに入団するなど世代のトップを歩み続けてきたが、腰の手術などもあり、1軍登板は29試合で1勝1敗8ホールド、防御率2・45。昨季限りで現役引退を決断した。

 同時期に環境が変わった同い年として、チームに貢献しようと奮闘する徳ちゃんの挑戦を見守りたい。(写真担当・太田 和樹)

 ◆太田 和樹(おおた・かずき)2022年入社。重い撮影機材を抱えて走り回り、異動後に体重が3キロ減。

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