◆第76回東京新聞杯・G3(2月10日、東京競馬場・芝1600メートル、良)

 代替開催となった10日、東西で2重賞が行われ第76回東京新聞杯・G3は、ルメール騎乗のトロヴァトーレが重賞2勝目をマークした。

 本格化を感じさせる完勝だ。

トロヴァトーレは中団後方から楽な手応えで差し脚を伸ばして悠々と先頭でゴールした。直線入り口では、隣にいた昨年の覇者ウォーターリヒトを突き放し、首+首の着差以上の強さだった。ルメールも「3、4コーナーから自分でハミを取って、外に出したらすごくいい反応をしてくれた。乗ってから初めてこういう反応をしてくれました」とコンビ9戦目での変わり身に驚きの表情を浮かべた。

 折り合い面に課題を抱え、なかなか勝ちきれないでいたが、今回は道中もスムーズそのもの。鹿戸調教師は「だいぶ大人になってきたね。この勝ち方なら楽しみです」と声を弾ませ、鞍上も「これならG1でも通用すると思う」と今後の活躍に太鼓判を押した。名手にまた一頭楽しみなお手馬が誕生した。(角田 晨)

 トロヴァトーレ 父レイデオロ、母シャルマント(父エンパイアメーカー)。美浦・鹿戸雄一厩舎所属の牡5歳。北海道安平町・ノーザンファームの生産。通算15戦7勝。

主な勝ち鞍はダービー卿CT・G3(25年)。総獲得賞金は1億9367万3000円。馬主は(有)サンデーレーシング。

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