スノーボード・ハーフパイプ男子で2022年北京五輪金メダルの平野歩夢(27)が、連覇をかけて11日の予選に登場する。活動を支えるのが所属先のヘアケアブランド、TOKIOインカラミ。

母体であるイフイング株式会社(東京都中央区)の冬広應尚(まさなお)社長(51)がスポーツ報知の取材に応じ、平野歩の素顔、活躍への思いを語った。(取材・構成=富張 萌黄、宮下 京香)

 TOKIOインカラミが、平野歩と所属先契約を結んだのは、金メダルを獲得した22年北京五輪前の21年7月だった。たまたまテレビ朝日の「報道ステーション」で平野歩の特集を目にした冬広氏が「何だよ平野歩夢すげえな」と、誠実に競技に打ち込む姿勢などに衝撃を受けたという。放送終了は深夜になったが、そのまま所属契約の交渉を開始。アスリートで同社初の所属選手となった。

 これを機に、現在はスノーボード部に8人が所属。ミラノ五輪には6人が出場している。「ミラノオリンピックが一番最初の、大きく花を咲かせる大会になる。輝ける選手を所属になってもらおう」と2年ほど前から、村瀬心椛(ここも、21)、荻原大翔(ひろと、20)ら平野歩に憧れる世代と契約を結んだ。

 平野歩はドレッドヘアがトレードマーク。外見は派手に映るが、冬広氏は内に秘める意志を感じた。「一つのことに集中していくタイプ。

一つのものにかけていく力が強い」。一方で競技から離れれば、ファッションにも関心があり、家族のことをよく話す一面もあるという。

 TOKIOインカラミは企業名ではなく、ブランド名。「TOKIO」は世界への発信を意識してつけられたものだ。所属8人全員がミラノ五輪で持てる力を発揮することが、支援企業としての願い。「自分自身のために最大限のパフォーマンスを出してほしい。自分の人生に一つ勝つという意味でオリンピックにも勝ってほしい」とエールを送った。

 ◆ミラノ五輪代表のTOKIOインカラミ契約選手 スノーボード部からは平野歩夢、長谷川帝勝(たいが、20)、荻原大翔、村瀬心椛、工藤璃星(りせ、16)、清水さら(16)の6人。スケート部スピードスケート部門の高木美帆(31)、同フィギュアスケート部門の中井亜美(17)。

編集部おすすめ