ロッキーズは10日(日本時間11日)、オリオールズからFAになっていた菅野智之投手(36)を1年510万ドル(約7億9000万円)で獲得したことを発表した。

 投手にとってはかなり厳しい環境だ。

ロッキーズのコロラド州デンバーの本拠地・クアーズフィールドは、標高約1600メートルの高地にあり、気圧が低いため空気抵抗が少なく、他球場に比べて打球の飛距離が約10%伸びるとされている。打者にとってみれば他の球場に打球が伸びて本塁打の可能性が高くなる「打者天国」だが、マウンドに上がる投手にとってみれば「投手地獄」だ。昨季、オリオールズでア・リーグワーストの33本塁打を被弾した菅野にとっては、対策が必要となるだろう。

 だが、日本人選手にとっては相性がいい球場でもある。1996年9月には、野茂英雄ドジャース)がアジア人初となるノーヒットノーランを達成。2016年8月にはイチロー(マーリンズ)がメジャー通算3000本安打を達成。23年6月にはダルビッシュ有(パドレス)がメジャー通算100勝を挙げた。大谷翔平投手は、21年に日本人で初めてホームランダービーに同球場で出場。23年6月に日米通算200号、昨年6月には日米通算300号を放った。

 チームは昨季、メジャー30球団でワーストの119敗を喫し、借金は76。7年連続でポストシーズン進出を逃し、4年連続地区最下位、3年連続100敗以上と苦しんでいるが、菅野が新たな伝説を刻むことも期待される。

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