◆第119回京都記念・G2(2月15日、京都・芝2200メートル)追い切り=11日、栗東トレセン

 白い雨もやの中でも、リズミカルな動きが目立った。エリキング(牡4歳、栗東・中内田充正厩舎、父キズナ)は栗東・坂路で単走。

深夜からの降雨の影響で不良だったが、それを感じさせない軽快な脚取りで駆け上がった。54秒6―12秒7でフィニッシュ。中内田調教師は「時計はそこまで出ていないけど、動きはいい感じでした。徐々に良くなっていますね」と手応えを得た。

 今回は菊花賞2着以来、3か月半ぶりの実戦。1月中旬に帰厩し、入念に乗り込みを重ねてきた。先週はCWコースで6ハロン85秒4―10秒8と鋭い伸び。休み明けによる馬体の緩さについて、中内田師は「競馬のときは問題ないと思います」とアピールする。

 菊花賞は出遅れて後方からになり、行きたがりながらの追走。それでも2周目の4角から猛然と進出し、粘り強い末脚で追い上げた。得意とは言えない稍重でも、実力を証明。指揮官は「道中、所々力みはありましたが、比較的上手に走ってくれました」と振り返る。

 ポイントは今の京都の荒れた馬場。しかしトレーナーは、「ジョッキーが把握していると思うので、うまく誘導してくれたら」と、デビュー以来全戦で騎乗する川田将雅騎手を信頼する。この後はドバイへの遠征も視野に入れており、重要な始動戦。「4歳になって成長を感じられるので、さらなる飛躍を期待しています」。ベテランホースも相手に、世代レベルの高さを示す。(水納 愛美)

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