◆第43回フェブラリーS・G1(2月22日、東京競馬場・ダート1600メートル)1週前追い切り=2月12日、栗東トレセン

 秋春ダートG1制覇を目指すダブルハートボンドは、稍重の馬場を苦にせず栗東・坂路でパワフルな脚取りを見せた。

 ポイントネモ(4歳1勝クラス)を2馬身追走。

ラスト1ハロンで手綱を促されるとグングンと脚を伸ばし、53秒4―12秒4で2馬身先着した。大久保調教師は「しまいをしっかりと。前(僚馬)をかわして、時計的にもいい動きだったと思います」と手応えを深めていた。

 牝馬としてサンビスタ以来、10年ぶりに前走のチャンピオンズCを制した。デビュー前から素質が光る一方、体質の弱さも抱えており、JRAレコードで制したみやこSから中3週での調整は陣営が細心の注意を払ってのものだった。指揮官は「大丈夫、大丈夫と自分たちも馬も信じ込ませていた」と鼻差でのG1初勝利を振り返った。うま年初戦は約2か月半の間隔を空け、トレーナーは「生き生きしている。(調教も)自分でハミを取っています」と上昇を見込んでいる。

 97年にG1昇格後、牝馬の勝利はない。キャリア通算は8戦7勝(2着1回)と無類の強さを誇り、歴史を変える能力を秘めている。「この後、どれだけケアするかですね。今からが勝負です」と大久保師は気を引き締めていた。

(松ケ下 純平)

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