阪神は12日、石井大智投手(28)が同日に沖縄から帰阪して大阪府内の病院を受診した結果「左アキレス腱(けん)損傷」と診断され、WBC日本代表を辞退する旨をNPBに申し入れたと発表した。西武・平良に続く出場断念で、侍ジャパンは緊急事態に見舞われた。

石井は11日に行われた宜野座キャンプの紅白戦登板中に患部を痛めて緊急降板していた。

 西武・平良に続いて勝利の方程式の一角として期待していた阪神・石井も出場を辞退。侍ジャパンに早くも試練が訪れた。井端監督が全メンバー30人中、登板が不透明なドジャース・大谷を除いて、投手を予定よりも1人少ない14人にした理由は、米国や中南米の強豪を封じ込められる力がある救援陣をそろえられたからだろう。想定していた継投パターンを再考せざるを得なくなった点は大きなマイナスだ。

 平良の代役は藤平に決まり、14日から始まる宮崎事前合宿に間に合ったが、石井の代役探しは同じ救援起用が想定される右腕だけに難航するとみられる。WBCでは大会規定により1次ラウンド終了後に最大4人、準々決勝終了後に最大2人の投手を故障でなく戦術的な理由で入れ替えることができる予備登録6枠(アストロズ・今井、ナショナルズ・小笠原、中日・金丸、ソフトバンク・杉山、西武・隅田、※藤平は正式メンバー入り)があるが、石井の代役はそのメンバー以外から選ぶことも可能だ。全30選手を選出するにあたって作成したリスト50選手の中から誰も予想できない“ダークホース”が浮上する可能性もある。

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