◆ミラノ・コルティナ五輪 ▽フィギュアスケート 男子フリー(13日、イタリア・ミラノ)

 【ミラノ(イタリア)13日=大谷翔太】 ショートプログラム(SP)2位から出た鍵山優真(オリエンタルバイオ・中京大)が、前回北京大会から2大会連続の銀メダルを獲得。初出場の佐藤駿(エームサービス・明大)がSP9位から巻き返し、銅メダルをつかんだ。

日本勢男子にとっては、2018年平昌五輪から3大会連続でダブルメダル。鍵山は「今日は悔しかったけど、全体的に見れば五輪という舞台で大きな学びがあった。頑張ったのかなと思います」と、うなずいた。

 ともに22歳の鍵山と佐藤。初出場で13位だった年下の三浦佳生(オリエンタルバイオ・明大)を含め、幼い頃から日本のトップで競ってきた。仙台出身の佐藤が埼玉に引っ越してきてからは、全国中学で表彰台を独占するなど「関東三羽がらす」として活躍。この日、メダル獲得を知った瞬間から嗚咽するように泣く佐藤を、優しく背中をさすっていた鍵山。2人で表彰台に上がり「すごくうれしかったですね。本人は全然、最初の方は気づいてなかったけど。メダルだよ、って言ったら『え?』みたいな感じだったので。駿が自分の実力でつかんだメダル。素直にうれしい」と万感だった。

 佐藤にとってはSP9位からの大逆転劇。鍵山とワンツーフィニッシュした昨年12月の全日本選手権でも表彰台で涙したが、この日は特別泣いた。まずは「この3人で、オリンピックに出られて嬉しかった」と三浦を含めた盟友同士の五輪出場に感慨。そして、鍵山とつかんだメダルを胸に「優真と一緒に、表彰台に乗ることができてうれしい」と、最高の笑顔を見せた。

編集部おすすめ