ブルージェイズの岡本和真内野手(29)が14日(日本時間同日深夜)、米フロリダ州ダンイーデンのキャンプ地で、初の自主トレを行った。前日、現地入りした岡本は、青の長袖シャツ、短パンの姿で姿をみせると、室内ケージで約30分汗を流し、フィールドへ。

 外野手のネーサン・ルーカスとキャッチボールを行った後、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)出場のため、16日(同17日)の野手合流日に先立って、キャンプインしている主砲ゲレロらと守備練習にも参加。「岡本ーゲレロ」の“一・三塁ホットライン”も、いよいよ始動した。

 夢の大リーガーとして始動した。正式な野手合流日を2日後に控え、この日は青い長袖シャツと短パン姿。だが、逸(はや)る気持ちは、隠せなかった。「ルーキーに戻ったような気持ちでしたね。あいさつしたりとか、どこに何があるか分からない状態で、片付けしながら、整理しながら。(巨人時代の)1年目のルーキーの時、1軍のキャンプに初めて行ったときもまた違った。懐かしい気持ちでした」

 30球団トップとも言われる充実かつ広大なキャンプ施設で、トレーニングルーム、室内ケージ、フィールドと場所を変えながら、メジャーの空気を感じた。室内ケージに入ると、BGMが変わり、巨人時代の登場曲「希望の轍」が流れた。「好きな曲は何?と聞かれて。流してくれましたね。

だけど、音デカ過ぎて、恥ずかしくて、あまり集中できなかったです」と苦笑いしたが、少しでも環境に慣れるようにという球団の配慮は十分に感じていた。

 ストレッチの後、室内ケージで、クリケットバットを使った置きティー、トス打撃など約30分間、快音を響かせると屋外へ。昨年12本塁打のルーカス外野手と約30メートル間隔で初キャッチボール。守備練習では、フェブレス三塁コーチのノックを受け、軽快な動きを披露。12日から当地入りしているゲレロが一塁に入り、三塁・岡本との関係も始まった。

 夢、ではないー。「そういうのはなくて。必ずプレーすると思ってやってきた。夢とは少し違うのかな。一番すごい舞台だと思うので。ここ(メジャーでやりたいという思いでずっとやってた」。 夢より確かなビジョン。

可視化できる大志に向かってまい進し、ついに、この日を迎えた。

 捕球して投げる、その視界に大リーグを代表するゲレロがいる。そんな夢の状況にも、「そこ(三塁)を僕が守れるように、必死に。常にそういう風になればいいですし。本当に頑張りたいなと思いましたね」。正三塁手として戦う決意を新たにした。

 

 「まだキャンプですけど、スタートを切っていますし、シーズンも頑張りたいと思います。ケガなく無事に1年やりきれるようにしたい。気を引き締めてどれだけ自分がチームに貢献できるのか、頑張りたい」と29歳のルーキー。WBC出場のため、一時チームを離れるが、「いる間、ひたむきに取り組みたいと思います」と表情を引き締めた。

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