◆第43回フェブラリーS・G1(2月22日、東京競馬場・ダート1600メートル)

 ベテラン・中野達哉記者が「超ブル診断」ステップレース編で前哨戦3鞍を分析した。

 【武蔵野S=レース評価・A】過去5年で前年のこのレースを使っていた馬から馬券圏内対象が出なかったのは、出走1頭(エンペラーワケア5着)だった昨年だけ。

G1のチャンピオンズC組と同等以上の評価が必要で、特に、ルクソールカフェが勝った昨年はかなりのハイレベルだ。

 勝ち時計の1分35秒2は過去5年平均の1分35秒4と比較すると並だが、前傾が基本の府中のマイルとしては47秒5―47秒7はかなり遅い流れ。48秒0―47秒6の22年(勝ち馬ギルデッドミラー。2着レモンポップが翌23年フェブラリーS優勝)に近い流れで、後続を3馬身半ちぎった勝ち馬の強さは際立つ。

 ただ、コスタノヴァは大きな出遅れをはね返しての好走。上がりが速いレースで、激しい2着争いを制したメンバー最速の34秒8の末脚は上々。上がり34秒台で1分35秒台で良馬場の府中マイルで駆けたのは、これまで6頭しかない。そのなかには17年フェブラリーS3着のカフジテイク、19年同2着のゴールドドリームの名も。前走で屈した“目の上のたんこぶ”はいない。前哨戦の評価としては、コスタノヴァの連覇への視界は良好だ。

【該当レースから出走予定の各馬評価】

コスタノヴァ    G

オメガギネス    A

ペプチドナイル   B

サンライズホーク  C

 【チャンピオンズC=レース評価・A】1000メートル通過60秒3は過去10年で最速タイだったが、勝ち時計は平均的。ダブルハートボンドは先行集団から抜け出しての押し切りだった。

評価できるのは最後の1ハロン12秒1。発馬直後の2ハロン目に続く2番目に速いラップを抜け出してからマーク。先行勢に楽でなかった流れで見せたいい脚の持続力は大きな武器だ。

 中東遠征が全盛の今、8年ぶりとなる前年のチャンピオンズC覇者の参戦。ワンターンも芝スタートも初めてのダブルハートボンドにはクリアする課題は少なくない。

【該当レースから出走予定の各馬評価】

ダブルハートボンド A

ウィルソンテソーロ A

ラムジェット    A

ペリエール     B

シックスペンス   B

ペプチドナイル   B

 【プロキオンS=レース評価・A】京都のダート1800メートルの良馬場で行われたオープン特別及び重賞(世代限定は除く)をみると、20年以降の勝ち時計で1分51秒を要したのは4回しかなく、重賞では15年ぶりだった。

 ロードクロンヌは3ハロン目から中盤にかけて緩んだ流れをとらえて先行勢による叩き合いを制した。時計は高く評価できないが、レースの巧みさが府中のマイルで生きれば浮上も。同じレースからでは、位置取りがうまくいかないなか、小差4着のブライアンセンスは互角の評価ができる。

【該当レースから出走予定の各馬評価】

ロードクロンヌ   A

ブライアンセンス  A

ペイシャエス    A

サイモンザナドゥ  B

※評価は上位順にレースはA~C、馬別はG~Cとなります。

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