【バルディフィエメ(イタリア)16日=松末守司】17日に行われるノルディックスキー複合の個人ラージヒルに向けた公式練習が行われ、2大会連続出場の谷地宙(JAL)は、存続の危機にある競技アピールへ、上位を目指す。

 不安定な風が吹き、難しい条件だったが、3回飛び1回目に131・5メートルと上々の飛躍を見せた。

「助走からテークオフまでと空中前半まではいい感じで仕上がった。あと空中中盤から後半にスキー板を下げないようにというところができれば、あと数メートルは違う。改善されればもっとビッグジャンプができると思う」と前向きに話す。

 複合が存続危機にある。今大会で競技の魅力を世界的に伝えることは重要な意味を持つ。「もしかしたらこれが最後のオリンピックになるかもしれないというふうに言われている中で、強豪国と言われるドイツ、ノルウェー、オーストリア、今回(個人ノーマルヒルで)フィンランドも表彰台に乗りましたが、日本も成績残せれば、IOC(国際オリンピック委員会)にアピールになると思う。複合はジャンプの瞬発力とクロスカントリーの持久力と、矛盾と向き合う競技。そこがすごく人間らしい魅力的な競技ではあると思うので、僕たちのパフォーマンスでアピールできればいいなと思います」と覚悟を持って挑んでいく。

編集部おすすめ