ミラノ・コルティナ五輪で、「TOKIOインカラミ」の名前が存在感を示している。今回の五輪では8人の契約選手が出場し、うち3選手が今大会のメダリストに。

第13日終了時点で、既に6つのメダルを獲得している。フィギュアスケート女子の中井亜美(17)も、ショートプログラム(SP)で78・71点を記録して首位に立っており、浅田真央さんの19歳を超えて日本女子最年少でのメダル獲得に期待がかかっている。

 「TOKIOインカラミ」は企業名ではなく、母体であるイフイング株式会社(東京都中央区)のブランド名。海外市場の拡大と日本の美容産業を世界に発信するため、五輪で活躍するアスリートの支援を行っている。フランスのスケート連盟のオフィシャルスポンサーを務めるなど、国際大会のスポンサーも多く務めている。

 選手の所属先になり始めたきっかけは21年7月。たまたまテレビ朝日の「報道ステーション」で平野歩夢の特集を目にした冬広應尚(まさなお)社長が、平野歩の誠実に競技に打ち込む姿勢などに衝撃を受け、所属契約の交渉を開始。アスリートで同社初の所属選手になると、多くの選手が平野歩の後を追って契約した。

 平野歩から始まった縁もあり、同社のスノーボード部には現在8人が在籍。ミラノ五輪にはうち6人が出場し、長谷川帝勝(たいが・男子スロープスタイル銀)と村瀬心椛(ここも・女子ビッグエア金、女子スロープスタイル銅)がメダルを獲得した。スピードスケート部の高木美帆も今大会だけで3つのメダルを手にし、五輪通算では日本女子史上最多の10個目となった。

 ◆ミラノ五輪代表のTOKIOインカラミ契約選手 スノーボード部からは平野歩夢、長谷川帝勝、荻原大翔、村瀬心椛、工藤璃星(りせ)、清水さらの6人。

スケート部スピードスケート部門からは高木美帆、フィギュアスケート部門からは中井亜美。

 ◆TOKIOインカラミ契約選手のミラノ五輪メダリスト 長谷川帝勝(男子スロープスタイル銀)、村瀬心椛(女子ビッグエア金、女子スロープスタイル銅)、高木美帆(500メートル銅、1000メートル銅、団体パシュート銅)

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