◆ミラノ・コルティナ五輪 ▽フィギュアスケート 女子フリー(19日、ミラノ・アイススケートアリーナ)

 【ミラノ(イタリア)19日=大谷翔太】初出場の千葉百音(木下グループ)は4位でメダルには届かなかった。ショートプログラム(SP)4位からの逆転表彰台はならなかったが、夢舞台で存在感を示した。

 仙台市出身の千葉は、2014年ソチ、18年平昌五輪で2連覇の羽生結弦さんとかつて、同じリンクで練習。幼い頃は、鬼ごっこをするなどともにスケートを楽しんだ記憶もある。今季、フリープログラムは羽生さんがソチ五輪で演じた「ロミオとジュリエット」。編曲こそ異なるが「羽生さんの最初の(五輪の)フリーと同じなのは、偶然といえど、感じるものがある。自分らしいジュリエットを演じたい」と、思いを込めていた。

 昨季はGPファイナルで2位、そして世界選手権で3位とシニアで躍進。今季もGPシリーズで2連勝し、GPファイナルこそ5位とつまずいたが、全日本で3位に食い込み初五輪切符をつかんでいた。今大会、SPでは最終滑走。重圧がかかる中でもミスの無い演技を披露し、確かな成長を示していた。

 千葉は五輪を決めたあとに、語っていた。「同じ五輪に出られるとはいえ、いかに羽生さんがすごかったのか、自分が上に行けばいくほど、思い知らされる。でも少しでも、自分がやりきったと思えるように、自分の初めてのオリンピックは。

そう思っています」。3月には世界選手権(チェコ・プラハ)を控える。五輪の経験を糧に、成長の階段をまた1段上がる。

 ◆千葉 百音(ちば・もね)2005年5月1日、仙台市出身、20歳。宮城・東北高卒、早大2年。4歳からフィギュアスケートを始める。23~24年シーズンにシニア転向し、木下アカデミーに移籍して浜田美栄コーチに師事。全日本選手権は22年5位、23年2位、25年3位。24年は四大陸選手権優勝、GPファイナル2位。25年世界選手権で3位。五輪2連覇の羽生結弦さんは、アイスリンク仙台の先輩。当時は「結弦兄ちゃん」と慕う。

155センチ。

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