スピードスケート女子1500メートルが20日午後4時30分(日本時間21日午前0時30分)から始まる。日本勢は高木美帆(TOKIOインカラミ)、佐藤綾乃(ANA)、堀川桃香(富士急)が出場する。

 最大の注目は世界記録保持者の高木が、悲願の金メダルを獲得できるかどうか。18年平昌大会、22年北京大会と2大会続けて銀メダル。今大会にかける思いは誰よりも強い。「どんなにしんどくても、最後に自分の気持ちをとどめていたのは1500メートルの存在」と話し、北京五輪後も現役を続ける大きな理由となった。

 金メダル奪取へポイントとなるのが、ラスト1周のラップタイム。今季序盤から最終周でのラップタイムが3秒ほど落ちることを課題としてきた。五輪前最後の試合となったW杯最終戦(ドイツ)は下げ幅が2・6秒。ライバルたちは1秒台に抑えてきており、いかに最後の1周でラップタイムを落とさないかが重要になる。高木の持ち味は前半のスピードにあるが、スタミナも重要となるのがこの種目の難しさだ。

 今大会はここまで3種目5レースをこなし、いずれも銅メダル獲得。銀メダル3つから最後の1000メートルで、金メダルを獲得した北京五輪と状況はリンクする。懸念された疲労はさほど心配なく、日本代表のウイリアムソン師円コーチは「いつものオリンピックのごとく、1本滑るごとに体がどんどん極まっている。

本来の高木美帆の力が1本ずつ出てきている」と話し、コンディションは仕上がっている。

 最大のライバルと目されていたW杯4戦4勝のヨイ・ベーネ(オランダ)はまさかの同種目で代表には入れず。金メダル争いとなりそうなのが、ベーネの思いを託された同じオランダのアントワネット・ライプマデヨングや、今大会500メートル金、1000メートル銀といずれも高木を上回ったフェムケ・コクらになりそうだ。悲願の1500メートルでの金メダルへ、高木が全身全霊でぶつかりに行く。

 今大会3種目目の堀川は6組、前回大会4位の佐藤は8組で滑る。高木は最終15組に満を持して登場する。3大会連続金メダルをかけた戦いに挑む。

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