日本ハムの有薗直輝内野手(22)が21日、1軍名護キャンプに合流した。期待も大きい大砲候補だが、昨年10月に右肘クリーニング手術。

キャンプ序盤は状態が上がってこなかったが、オープン戦直前での昇格をつかんだ。山崎武司臨時コーチ(57)の金言も胸に、初の開幕1軍を目指す。

 期待の大砲候補が、キャンプ最終盤に1軍合流を果たした。作戦打撃では、遊ゴロで三塁走者をかえすサインだったが、有薗は鋭いセンター返し。やり直しでも再び中前打を放ち、3度目の挑戦でゴロで三遊間を破ると、見守った新庄監督も拍手を送った。清宮幸が右肘故障で離脱。「ファーストでもサードでも、打って勝ち取りたい。そこのアピールをしたいです」とポジション奪取に闘志を燃やした。

 手術の影響も、ようやくなくなりつつある。昨年10月に右肘クリーニング手術を受け「手術明けで、なかなか最初の方は状態がよくなかったんですけど、徐々に去年ぐらいの感覚になってきてはいるかなと思います」。焦らず状態を取り戻し、戦える下地を整えてきた。

 臨時コーチの金言を胸に、練習を重ねている。

今キャンプ中の10~12日に、通算403発の山崎臨時コーチが参加。有薗も1軍に練習参加し、指導を受けた。ファーム期間に取り組んできたことを「タイミング。山崎さんに教えてもらったときも、最初の始動が遅れたら負けと言われてたんで、そこも意識しながらやってきました」と説明。見極めるための“間”をしっかり取れるよう、始動を早める形をつくってきた。

 新庄監督の発案もあり、キャンプには外野グラブも持参。国頭では打撃練習中に外野守備に入るなど、最低限の準備はしている。昨季は18発でイースタン本塁打王。1軍ではプロ初安打もマークした。飛躍を期すプロ5年目。「ちょうどオープン戦が始まるぐらいで上がってこられた。結果を残していきたい」。

指揮官の心をつかむバッティングで、ポジションの一角をつかみ取る。(山口 泰史)

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