“門別2世”が関東の名門から聖地を目指す。日高門別中の最速138キロ左腕・竹内樹生投手(3年)が、2024年センバツ甲子園優勝の健大高崎(群馬)に合格。

ファイターズジュニアのエースとして神宮を沸かせた怪物左腕は、馬産地としても有名な地元を旅立ち、甲子園のスターに駆け上がる。

 仙台育英、横浜、東海大相模、慶応など、名だたる強豪校から誘いを受けた竹内。熟考の末に同じ道産子の石垣元気投手(ロッテ1位)らを輩出した健大高崎への進学を決め、「設備、環境、指導者さんも含めて成長できると思った。自分が一番下と思うくらいすごい人ばかりなので、切磋琢磨できたら」と腕をまくった。

 名前を全国にとどろかせたのは、22年のNPB12球団ジュニアトーナメント。小学6年時点で178センチ、75キロと大人顔負けの体格に成長していた左腕は、小学生ながら最速130キロをマークした。初戦のヤクルトジュニア戦では大会史上初のノーヒットノーランも達成。同年代の有望株が集結する舞台で衝撃の投球を披露した。

 中学進学後は、硬式球を握ることなく軟式チームでプレー。「肩、肘に負担をかけたくなかった」と、地元が同じで幼い頃から交流がある阪神・門別啓人投手(21)と同じ道を歩み、昨年の中体連では全道ベスト8入り。最速は138キロまで伸び、道内を代表する投手に成長した。

 同校には、U15日本代表で同じ北海道出身の上原優馬投手(苫小牧シニア)ら全国の逸材が入学予定。

4月から激しいエース争いが始まる。数々の名馬を輩出してきた馬産地で生まれ育った日高のホープは「最終的には甲子園で投げて優勝したい。日高という名前をもっと有名に出来たら」。憧れの先輩である門別から譲り受けたグラブを寮に持ち込み、高校野球生活をスタートさせる。(島山 知房)

 ◆竹内 樹生(たけうち・たつき)2010年4月7日、北海道・日高町生まれ。15歳。門別小1年からJBC日高ブレイヴで野球を始める。22年NPBジュニアトーナメントの開幕戦では無四球でノーヒットノーランを達成。門別中では連合チームでプレーした。183センチ、88キロ。左投左打。家族は両親と弟。

日本ハムファンで、好きな選手は阪神・門別啓人、ドジャース・山本由伸。

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