◆「ラグザス 侍ジャパンシリーズ2026」日本13―3ソフトバンク=7回表終了後雨天コールド=(22日・ひなたサンマリンスタジアム宮崎)

 侍ジャパンがWBCイヤー初戦を爆勝で飾った。「ラグザス 侍ジャパンシリーズ2026」初戦は22日、サンマリン宮崎で行われ、侍は7回途中降雨コールドながら、ソフトバンクに16安打13点と圧倒。

メジャー野手組の合流前に、中軸候補の4番・佐藤輝明内野手(26)が3安打5打点、5番・森下翔太外野手(25)が一発を含む2安打4打点をマーク。阪神勢が計11打点と大暴れし、スタメンを猛アピールした。23日もソフトバンク戦が行われる。

 大きな拍手に包まれた佐藤が、笑顔の井端監督にハイタッチで迎えられた。5回2死一、三塁で上茶谷のカットボールを左中間へ。3本目の適時打となる2点二塁打に「逆方向にしっかり打球が上がるのはいい。しっかり振れていると思います」と納得した。3打数3安打5打点で、4打席4出塁。4番でのスタメンは侍ジャパンでは初めてとなったが、大役にふさわしい大暴れを演じた。

 初回無死満塁で詰まった打球が二塁への先制内野安打。波に乗り、豪快な打球を連発した。2回2死一、二塁では左腕の大江から左翼線へ2点二塁打。

4打点の森下、2ランの坂本と合わせ、阪神勢で11打点を稼いだ。石井が左アキレスけん断裂により、WBC出場を断念。今季のプレーも難しい状況だが、同僚の無念も背負って戦う虎戦士たちが初陣で決意を示した。

 “レギュラー争い”も注目の的だ。岡本、村上とポジションの重なる佐藤は、この日は三塁で出場したが、右翼も準備している。活躍に、井端監督は「打ってくれれば、打ってくれるほど悩みます」と笑った。指揮官が世界一へのポイントの一つに挙げる「長打」を打つ魅力はメジャー組に負けていない。昨季は40発でセ・リーグMVP。「長打を打てたら、いいアピールになる。長所なので今日は出せて良かった」と存在感を示した。

 初体験のピッチクロックには「もう少し慣れる必要がある」と、他の打者と積極的に意見交換。オフから目指してきた打撃には「脱力した中で、いい当たりが出ている」と手応えを口にした大砲が、国内組ナンバーワンの破壊力をさっそく披露した。

(安藤 理)

記録メモ 侍ジャパンで初の4番先発となった佐藤(神)が5打点(3打数3安打)の大活躍。侍ジャパンの4番が1試合5打点は19年3月10日の強化試合、メキシコ戦で初4番先発だった吉田正尚(オ)が5打点(2打数2安打)して以来、2度目。ちなみに4番に限らず侍ジャパンの個人で1試合最多打点は24年プレミア12(11月21日)、米国戦に2番で先発した小園海斗(広)の7打点(5打数3安打)。

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