札幌市スポーツ協会が23日、札幌・北区体育館で「SASPO EXPO~しょくがつなぐ未来~」を初開催した。市民らが気軽にスポーツに親しむきっかけ作りにと、ピラティスやボクシングエクササイズなどの無料教室体験コーナーを設置。

消防や自衛隊の訓練体験なども行われ、300人の参加者が様々な催しを楽しんだ。

 同協会では約1800種類のスポーツ・フィットネス教室を開催している。更に魅力あるものへ進化させるべく、昨年9月にブランド作りを開始。札幌とスポーツの造語から「SASPO」と愛称が決まり、この日は完成発表会も実施された。同協会の鈴木和弥理事長から「まちじゅうにスポーツの根を張ろう」のブランドコンセプトなど、趣旨が説明された。

 イベントの中で行われたトークセッションには北海道出身の五輪とパラ五輪経験者3人が「北海道オールオリンピアンズ」として登場。1994年リレハンメル五輪の複合団体で金メダルを獲得した小平町出身の阿部雅司氏(60)、パラリンピックのアルペンスキー男子座位で10年バンクーバー大会と14年ソチ大会で金メダルを手にした網走市出身の狩野亮氏(39)、女子アイスホッケーで3大会連続出場した札幌市出身の藤本那菜氏(36)が様々な質問に答えた。

 92年アルベールビル大会では補欠だったため、チームメートが手にした金メダルをもらえなかった阿部氏。「その悔しさが自分を成長させてくれた」と、次大会で金を取った原動力となった思い出を披露した。

 狩野氏は「初めて出た(06年)トリノでの自分が情けなさ過ぎて。あの時の自分に戻りたくないという思いが強かった」とその後、気持ちを入れ替えて練習に励んだことなどを話した。2人とも自身が獲得した金メダルを持参。

「見てもらいたい」と観客間を回してもらう大盤振る舞いに、子供たちらは興味津々に見入っていた。

 また藤本は現在の夢を問われ、「世界で活躍できるような選手や子供たちを育てたい」。自身がGKコーチを務める女子チーム「ボルテックス札幌」からだけでなく、北海道から飛躍するような人間の育成を思い描いていた。

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