◆ラグザス 侍ジャパンシリーズ 2026」ソフトバンク4-0日本(23日・ひなたサンマリンスタジアム宮崎)

 3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に向け宮崎合宿中の侍ジャパンは23日、「ラグザス 侍ジャパンシリーズ2026」のソフトバンク戦(ひなたサンマリン)に0―4で敗れた。中日・高橋宏斗投手(23)は4回から2イニングをパーフェクト。

ピッチクロック違反もあったが、経験値をプラスした。“第2先発”として期待される右腕が上々の仕上がり。チームは24日に合宿を打ち上げる。

 スピードガンの表示、何度もバットに空を切らせた決め球も仕上がりの良さを感じさせた。高橋宏が4回から3番手で2イニングをピシャリ。“第2先発”の予習を完了した。最速155キロと球威は十分で、スプリットで2奪三振。「いつもと違って4回から。準備不足にならないように早めに準備した。ストライクゾーンで勝負することを心がけ、良かったです」と納得した。

 4回先頭の山川を154キロで遊ゴロ。続く山本はスプリットの4連投で空振り三振に仕留めた。

5回は先頭の谷川原を155キロで一ゴロ。1死から井上の左中間への打球を好捕した牧原大に「スーパーマンが来たみたい」と感謝し、加速した。準備のタイミングだけでなく、試合前に捕手の若月と入念な打ち合わせ。「その通り投げられた」と、不慣れなリリーフにも不安はなかった。

 井上との対戦では、ピッチクロック違反。サインに首を振り、時間制限が迫ったところでボールの交換を要求してタイムを求めたが、認められなかった。2試合を通じて投手陣で初の失敗も「分かったことがいっぱい」と収穫だ。ボール交換は残り8秒まで。「プレートを外せば、いいだけ」と経験を積んだ。残り5秒前後での投球が多かったが「きょうは余裕を持ちたかった。次は(残り)2秒とか、打者に嫌な間を」と見据えた。

 「第2先発でも中継ぎでも。

毎日投げる準備をします」。23年の決勝・米国戦では3番手で1回無失点。トラウトから三振を奪い、世界一に貢献した。あらゆる起用に応える力は十分。自主トレからの調整も「分かっている」とスムーズだった。中日の春季キャンプでは徹底的に直球を磨き、WBC使用球でも不安のないスプリットの威力は、この日も確認。「いい状態が続いているし、もっと上がる」。2大会連続のチーム最年少だが、実力も経験も欠かせない存在だ。(安藤 理)

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