第102回箱根駅伝(1月2、3日)で往復路、総合のトリプル新記録で史上初の同一チーム2度目の3連覇(計9度目)を達成した青学大が28日、東京・港区のグランドプリンスホテル新高輪で祝勝会を開催し、関係者、ファン含めて約1800人が出席した。

 「輝け大作戦」を掲げて優勝した原晋監督(58)は「まずは、高校の指導者の皆さまが選手を育ててくれたおかげです。

また、現在の箱根駅伝は大学の一クラブ活動では勝てません。ファンの皆さま、スポンサー企業の皆さまのお陰で勝つことができました。ありがとうございました」と深く頭を下げた。その上で「5区の黒田朝日(4年)の力で勝った、と思われる人も多いでしょうが、選手10人、補欠の6人、その陰で登録メンバーに入れなかった選手、選手を支えるマネジャー、スタッフの全員の力で勝つことができました」と胸を張って報告した。最後には「普段は言わないので、ここで言わせてください。奥さんのお陰です」と寮母を務める美穂さん(58)に感謝した。

 祝勝会の前に取材に応じた原監督は、第103回箱根駅伝(来年1月2、3日)に向けての展望も語った。第102回大会は黒田朝日が5区で1時間7分16秒の驚異的な区間新記録をマークし、優勝に大きく貢献した。「次回の5区は黒田朝日を基準に考えると選手のプレッシャーになる。1時間10分を目標に5区の選手を育成します。黒田朝日が抜けた2~3分の穴は他の区間で埋めていきます。6区は(今回、57分15秒で区間3位の)石川浩輝(1年)がいます。

トータルで戦う。103回大会では平地決戦で勝ちます」と原監督は、戦略の一端を明かした。

 華やかな舞台の裏では、第102回大会を終えて4日後の1月7日に第103回大会に向けて始動している。午前5時45分、気温3度。時折、粉雪も舞う真っ暗な中、朝練習を始めた。その後も大分県、高知県などで合宿を行い、走り込んでいる。次の第103回大会は4連覇と節目の10回目の優勝がかかる。「現時点で優勝確率は30%でしょう」と原監督は冷静に話した。

 昨年の1~2月、原監督は「(第102回大会の)優勝確率は0%」と選手に危機感を訴えていた。そこから1年、夏合宿などで走り込みを重ね、往復路、総合のトリプル新記録で優勝を果たした。第103回大会に向けても優勝確率を「30%」から高めていくために、青学大ランナーは走り続けることになる。

 第103回大会まで、早くも約10か月後となった。

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