2月28日の阪神9R・松籟S(4歳上3勝クラス、芝3000メートル=9頭立て)で3冠牝馬アパパネを母に持つアマキヒ(牡4歳、美浦・国枝栄厩舎、父ブラックタイド)が2馬身差の完勝でオープン入りを決めた。管理する国枝調教師は調教師としてのラストウィークにゆかりの血統で大きな勝利をつかんだ。

勝ち時計は3分6秒9(良)。

 アマキヒはラスト1ハロンで逃げるキングスコールをとらえた後も脚色が鈍らず、先頭でゴール板を駆け抜けた。馬上の岩田望来騎手=栗東・フリー=は何度もガッツポーズ。ゴールした瞬間、見守っていた国枝調教師からもガッツポーズが飛び出した。母は自ら手がけ、2010年の3冠牝馬に輝いたアパパネ。最終週にこの血統が勝つことの重要さを誰もが知っていた。

 国枝調教師は「レースっぷりがよかった。ずっとやってきた血統で、金子さんだからね」と笑みを浮かべた。

 阪神で競馬を見守るのも、この日で最後。G1では10勝の東京に次ぐ7勝を挙げた思い出の地だ。「大きなところを勝たせてもらったし、いいところですよ。ただ、牡馬のレースが(あまり)ないのがね。

これを菊花賞にしちゃおう」と周囲を笑わせた名伯楽。関東に戻る明日のラストデーまで全力で突っ走る。

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