第102回箱根駅伝(1月2、3日)で往復路、総合のトリプル新記録で史上初の同一チーム2度目の3連覇(計9度目)を達成した青学大が28日、東京・港区のグランドプリンスホテル新高輪で祝勝会を開催し、関係者、ファン含めて約1800人が出席した。

 5区で区間新記録をマークした「シン・山の神」黒田朝日、8区3年連続区間賞の塩出翔太、チームを陰で支えた徳澄遼仁主務ら4年生の選手とマネジャー計14人は27日に原晋監督(58)からプレゼントされたグアム卒業旅行から帰国したばかり。

23日から27日まで4泊5日をグアム有数の人気ホテル「星野リゾート リゾナーレグアム」で至福の時を過ごした。黒田朝日は「これまで海外には試合で行ったことはありますけど、旅行で行ったのは初めてでした。楽しかったです」と笑顔で話した。

 青学大は2015年の箱根駅伝で初優勝。その後、原監督はテレビ出演や講演などの依頼が殺到する「売れっ子」に。16年以降、その副収入の中から卒業旅行をプレゼントしている(コロナ禍の21年は除く)。

 旅行先については毎年、主将と主務を中心に学生で決めている。今年の箱根駅伝で優勝した直後、原監督は「円安の今、ハワイに行くよりも金沢などの高級旅館ですしやカニを食べた方がいいんじゃないかな。まあ、私が行くわけではないので、みんなで決めればいい」と楽しそうに話した。原監督の妻で寮母の美穂さん(58)は「どこに行くかより、誰と行くか、が大事」と毎年の4年生に「金言」を贈っている。

 主将の黒田朝日が「箱根もいいかも?」と冗談交じりに提案すると、多くのチームメートが「箱根はもういいって!」と突っ込みを入れて「廃案」に。入念に行き先や日程を話し合った結果、日本から3時間半から4時間で行けるグアムに決定。

その中でも、レストランやプールなどが充実している人気ホテルの「星野リゾート リゾナーレグアム」に決まった。

 グアム出発前には4年生全員が大阪に集合。昨年2月、現4年生と同期の皆渡星七(みなわたり・せな)さん(当時3年)が悪性リンパ腫のため、21歳の若さで亡くなった。2月21日に皆渡さんを追悼して開催された「ななつぼしマラソン」に参加した。

 徳澄遼仁主務は「寮生活していた時以上に、みんなで一緒に長くて濃い時間を過ごすことができました」と実感を込めて話した。同じ道を走っていた仲間たちは、4月からそれぞれの道を走ることになる。

 ◇2015年以降の箱根駅伝成績と原監督による卒業旅行プレゼントと大作戦(カッコ内は主な4年生)

 ▽15年 優勝 なし(まだ原監督の収入が多くなかったため) ワクワク大作戦(藤川拓也、高橋宗司)

 ▽16年 優勝 静岡・熱海 ハッピー大作戦(神野大地、久保田和真)

 ▽17年 優勝 ハワイ サンキュー大作戦(安藤悠哉、一色恭志)

 ▽18年 優勝 ハワイ ハーモニー大作戦(下田裕太、田村和希)

 ▽19年 2位 グアム ゴーゴー大作戦(森田歩希、小野田勇次)

 ▽20年 優勝 ハワイ やっぱり大作戦(鈴木塁人、吉田祐也)

 ▽21年 4位 なし(コロナ禍のため) 絆大作戦(神林勇太、吉田圭太)

 ▽22年 優勝 群馬・草津 パワフル大作戦(飯田貴之、高橋勇輝)

 ▽23年 3位 沖縄 ピース大作戦(岸本大紀、近藤幸太郎)

 ▽24年 優勝 ハワイ 負けてたまるか!大作戦(佐藤一世、倉本玄太)

 ▽25年 優勝 グアム あいたいね大作戦(田中悠登、太田蒼生)

 ▽26年 優勝 グアム 輝け大作戦(黒田朝日、塩出翔太)

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