◆明治安田J2・J3百年構想リーグ▽第4節 磐田0―0(PK5―3)福島(28日、ヤマハスタジアム)

 J2ジュビロ磐田はJ3福島とのPK戦を5―3で制し、連敗を2で止めた。高い位置でボールを奪ってチャンスを作りながらも決め切れなかったが、0―0で迎えたPK戦でGK川島永嗣(42)が相手のキックを1本止めた。

福島の元日本代表FW三浦知良(59)は出場しなかった。1日はJ2藤枝がアウェーでJ2いわきと対戦する。

 この日のヤマハスタジアムの主役は59歳のカズではなく、42歳の川島だった。両チーム無得点で90分が終わり、迎えたPK戦。磐田の守護神は福島1人目のキックに対して右に跳び、左手1本で止めた。「決めた方向に100%で行こうと決めていた」

 やはりPK戦となったJ3長野との開幕戦で、2本止めて勝利を呼んだ背番号1が再びチームを救った。その雄姿に元気づけられたように、磐田は全員が厳しいコースに決めた。5人目のDF川崎一輝(28)が成功して決着をつけると、2人は笑顔で抱き合った。

 直近2試合でJ3相手に計4失点していたが、この日は無失点。気温21度と2月らしからぬ暑さとなったピッチを、全員が走り続けた。「切り替えも速く、ハードワークしてくれた」と志垣良監督(45)は選手を褒めた。後半8分のミドルシュートを川島が鋭い反応でキャッチ。

カウンターを浴びたピンチも、DF陣が駆け戻って守った。

 90分で勝てない反省は残った。「まだまだ課題は多い」と指揮官。シュート数も5対7。前節で大宮に0―6で敗れるなど、開幕3試合で計13失点している福島のゴールを、最後までこじ開けられなかった。

 それでも前半24分、右サイドを流れるようなパスワークで崩し、FW渡辺りょう(29)がMF角昂志郎(23)にラストパス。「狙い通りだった。ああいう攻撃の回数を増やしていけば」と渡辺は振り返った。

 主将の角も「悔しい。でも変化はしている。守備の強度が戻ってきた」と手応えを口にした。球際の激しさと運動量。

「これを続けていけば」と川島も前を向く。次は同じ県勢の藤枝と当たる。90分での勝利を、今度こそつかみ取る。(里見 祐司)

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