WEST報知では、第98回センバツ高校野球大会(19日開幕・甲子園)の注目選手を随時、紹介する。第2回は、昨秋の明治神宮大会で準優勝した神戸国際大付(兵庫)の川中鉄平外野手(2年)。

同大会の準決勝では、バックスクリーンにアーチをかけた。昭和の大スター・石原裕次郎さんを名前の由来を持つことでも注目されている石原悠資郎外野手(2年)のライバルだ。

 強打を誇る近畿王者の4番らしく、意気込みは明確だ。高校通算17発の神戸国際大付・川中は「(甲子園で)長打、ホームランを見てもらいたい」と、アピールした。チームは昨秋の明治神宮大会3試合で5本塁打を放った。自身も準決勝の英明(香川)戦でバックスクリーンへ。「打のチームは自分のプレースタイルに合う」と、伝統に憧れて入学した男が、その主砲として聖地に立つ。

 秋は5番を務めた石原悠も注目の打者。昭和の大スター・石原裕次郎さんを名前の由来に持つことでも話題だ。その大砲が「川中の方が力はすごい」と認める存在だ。新チーム発足時、4番に座った石原悠が故障で欠場すると、すかさず、その座を奪った。寮では同部屋で、アニメの話で盛り上がる仲。

川中も「ライバルとして高め合っています。2人で勢いを」と誓った。

 100キロ超の石原悠は減量に励むが、川中も95キロのベスト体重が一時99キロに増加。「一緒に頑張って絞っています」と照れ笑いした。同時に打撃も意識改革。神宮では豪快なアーチの一方、大会通算8打数1安打と全国大会での対応の難しさを実感した。飛距離にこだわっていた打撃練習を「低いライナーを」と変え、これまで行わなかったプロの打撃や練習法を研究。ソフトバンク・近藤らを参考に「自分に合ったフォームを探すことが楽しみになった。センバツでは(打)率も残し、本塁打を」と進化した。

 「4番は好きです。やっぱりチームの軸」と、まずは争奪戦。右の石原悠か、左の川中か。

主役争いの激化で、強力打線が破壊力を増す。(安藤 理)

 ◆川中 鉄平(かわなか・てっぺい)2008年10月10日、兵庫・高砂市生まれ。17歳。荒井小1年から軟式の荒井少年野球クラブで野球を始め、荒井中では硬式の兵庫加古川ヤングでプレー。高校では2年秋からベンチ入り。183センチ、93キロ。右投左打。

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