◆明治安田J2・J3百年構想リーグ▽第4節 岐阜2―1札幌(28日・大和ハウスプレミストドーム)

 J2北海道コンサドーレ札幌がJ3岐阜に1―2で敗れ、ホーム開幕戦勝利を逃した。前半28分に先制されるも、同34分にDF家泉怜依(26)のゴールで追いついた。

その後は攻勢を強めるも、後半19分に失点。6分後にはFWバカヨコ(30)が右膝を痛めた上に一発退場となった。数的不利も響き、ビハインドをはね返すことはできず。本拠地初戦は4年連続の黒星となった。

 またしても、札幌がホーム開幕戦勝利を逃した。J3岐阜に先制は許すも、その6分後、失点に絡んだ家泉が「僕の責任だけの失点だったので。何としてでもゴールを決めよう」と、こぼれ球を押し込む意地の一発で同点とした。その後も好機はつくったが、逆に勝ち越されての1―2での敗戦。家泉は「J1を目指すならJ3相手には圧倒的に勝つべき。もっとやらないと」と自戒を込め、表情を険しくした。

 反撃を狙った矢先のアクシデントも響いた。1点リードされた6分後、シュートを狙ったバカヨコが相手GKと接触。

危険なプレーと判断されて一発退場となった上に、右膝を強く打撲したため、担架でピッチを後にした。数的不利となった後も、川井健太監督(44)は選手交代などで活路を見い出そうとしたが、劣勢をはね返すことはできなかった。指揮官は「退場者が出たり、去年からこういう戦いが続いている」と“負の連鎖”を指摘した上で「リバウンドメンタリティーを持ってやれるようになれれば」と最後まで前を向いて戦い続けていられるよう、修正を図っていく。

 ホーム開幕戦は4年連続黒星となった。勝利を手にしたのは本拠地で開幕戦を迎え、横浜FCに5―1で勝った2021年が最後。敵地での初戦に戻った翌年の広島戦は1―1の引き分けも、5年連続で白星がない。1月12日に沖縄で始まったキャンプ。熊本、千葉と続き、この日も試合後、選手は空路、練習場の千葉に戻った。雪国チームの宿命ではあるが、心身ともリフレッシュが必要なのは確か。それでも誰一人、それを言い訳にはしなかった。

 川井監督が「中身の部分で相手を上回るシチュエーションが少なかった残念な試合」と言ったように、1万3000人を超える観客の期待に応えることはできなかった。指揮官は「もっとパワーアップして、次こそは彼らに恩返ししたい」。

ブーイングも交じったサポーターの声を真しに受け止め、次戦以降の巻き返しを誓った。(砂田 秀人)

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