◆「ラグザス 侍ジャパンシリーズ 2026」中日3-7日本(28日・バンテリンドーム)

 「ラグザス 侍ジャパンシリーズ2026」で、侍ジャパンは中日に7―3で逃げ切り、2連勝を飾った。DeNA・牧秀悟内野手(27)が初回に豪快な左越えソロを放てば、2回には阪神・森下翔太外野手(25)も左越えソロをたたき込み、“中大コンビ”が好調をアピールした。

チームは移動日を挟み、メジャー組も全員そろった上で、2、3日に京セラDで行うオリックス、阪神との強化試合で最終仕上げをする。

 壮行試合でよかった―。それがこの試合の率直な感想だ。投手陣は反省材料がいくつもあった。伊藤は初回にリードをもらった直後に失点。1点リードの3回にはプロ0本塁打の辻本に真ん中の直球を捉えられ、左翼テラス席に運ばれた。安易にストライクを取りにいったのか、制球ミスかは不明だが、昨季の沢村賞右腕が3回3安打2失点。ピリッとしない内容だった。

 4回には2番手の隅田が先頭の細川にソロを被弾。一時勝ち越しを許した。結果的に5回に打線がつながり5点を奪って逆転したが、「結果オーライ」で済ませてはいけない。

 井端監督が試合後「どの投手もそうですけど、先頭打者は気をつけないといけない。

捕手と話し合って、配球で狙われやすいところは確認しながら本番以降、対応できるようにしたい」と指摘したように、先頭打者の初球に課題が残った。1球で試合展開がガラっと変わる国際大会では同じ“失敗”は許されない。

 西武・平良、阪神・石井、パドレス・松井と救援トリオが故障で出場を辞退。井端監督は「第2、3先発で7、8回まで」引っ張る継投策への変更を余儀なくされた。指揮官の構想を踏まえると、先発からバトンを受けるであろう右の伊藤、北山、種市、左は宮城、曽谷、隅田の出来が試合の流れを左右する。2日のオリックス戦、3日の阪神戦(ともに京セラD)が最終調整の場。各自が抱く不安を拭い去り、6日の台湾戦に臨みたい。(侍ジャパン担当キャップ・長井 毅)

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