巨人のファーム選手の今を伝える「From G」は育成の園田純規投手(20)を紹介する。2年目の昨季は3軍で抜群の成績を残し、6月中旬にイースタン・リーグで公式戦初登板。
今季中の支配下昇格、1軍初登板へ。園田は春季キャンプで日々課題克服へ取り組む。昨季は2軍で6月に初勝利を飾ると、シーズン終了まで無傷の8連勝。昨秋のキャンプは1軍に抜てきされた。入団時から8キロ増と一回り大きくなった体で、先発争いに名乗りを上げる。
「1軍で投げるにはフィジカルの強さ、出力の強さが物足りない。そこは1軍の投手コーチにも言われたので、(球速は)常時148キロくらいないと。監督やコーチは打席に立つわけではないので、目に見える数字での成長も大事。自分のピッチングスタイルを崩さないように、球の質と並行して上げていけたら」
昨年8月16日のイースタン・西武戦(Gタウン)では小林とバッテリーを組み、2安打11奪三振の完封勝利。今キャンプ中には16歳年上のベテラン捕手から金言を授かった。
「『基本は絶対真っすぐやから。そこを上げないと1軍で投げるときにやられるよ』って。僕もそう思います。シーズン後半になってバテてきたときに、やっぱり真っすぐの力も落ちる。そのためにしっかり体をつくって、軸になる球を見失わないようにしたい」
ただ投げるだけではない。防御率1・42を記録した投球術だけでなく、けん制やフィールディングもシーズン中に上達。自らを助ける術(すべ)を得た。
「そこはシーズン中から桑田(前2軍監督)さんにも口酸っぱく言われました。疎(おろそ)かにしたら傷口が広がって、勝てる試合も勝てなくなる。そこはかなり意識したので、結果も出て自信にはつながりましたね」
目指すべき存在がチーム内にいる。昨季チーム最多11勝を挙げた山崎、6勝の赤星とは2年連続で自主トレを共にし、野球に取り組む姿勢を学んだ。
「本当に練習に対してストイック。
プロの世界は、活躍を目指す若手から実績十分のベテランまで三者三様の考え。客観的な意見を聞くことで新たな気付きがあると、積極的にコミュニケーションを取り貪欲に吸収する。
「(山崎)伊織さんにはシーズン中も『時間のあるときに僕のピッチング見ておいてもらえませんか?』と、試合の映像を見てもらったり、(赤星)優志さんにも『あの場面はどうだったのか、打たれた球はどういう意図だったのか』って。(田中)将大さんや戸郷さんにもいろいろ聞きました。1軍経験豊富なピッチャーが近くにいるのに、聞かないともったいないじゃないですか。マイナスになることは絶対ない」
目指す場所は支配下昇格だけではない。その先の1軍登板を見据え、成長を続ける。
「やっぱり何か突出したモノがないと1軍に呼んでもらえない。先を見たときに何が必要かを考えて、細かいところまで突き詰めないと。目先のことだけではなくて、強化した中で試合に臨む。
圧倒的な結果を残し続けた先に、本拠地・東京Dのマウンドが見えてくる。 (加藤 翔平)
◆園田 純規(そのだ・あつき)2005年7月7日、福岡・大野城市生まれ。20歳。小学3年から大野城ジュニアホークスで野球を始め、大利中では那珂川ベースボールクラブでプレー。福岡工大城東では1年秋からベンチ入りも甲子園出場はなし。23年育成ドラフト5位で巨人入団。昨季は2軍で14試合に登板し、8勝0敗、防御率1・42。趣味は釣り。背番号019。184センチ、80キロ。右投右打。










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