アマ球界の注目選手を紹介する「ドラフト報知」は、社会人屈指の長距離砲・東京ガスの藤沢涼介外野手(23)にスポットを当てる。神奈川大学リーグ1部の横浜国大から入社して2年目。

昨夏の都市対抗野球東京2次予選で3試合連続本塁打を放ったパワーに磨きをかけ、プロへの道を切り開く。

 社会人のルーキーイヤーから、藤沢は圧倒的な存在感を示した。身長187センチと体格に恵まれた国立大出身の“アーチスト”。昨年7月、都市対抗野球の東京都第2代表を決めるホンダ戦の8回に勝ち越しの3試合連続アーチを放ち、MVPに選出された。

 大学3年秋のリーグ戦では、横浜スタジアムの左翼ポール際の外野席最上段の看板直撃弾を打ち込んだ。最大の武器は、卓越した打球スピード。「大学の時、(止まった球を打つ)置きティーで153キロを計測しました」。150キロ超の数値は、プロでもトップクラスとされている。

 文武両道を志し、佐野日大では特進コースに所属。「“やらされる”のではない野球」を求め横浜国大に進んだ。異色なのは経歴だけではない。大型でも俊足。

大学3年12月に日本代表候補合宿に参加した際の50メートル走で5秒97と、城西大(当時)の松川玲央(ヤクルト)の5秒88に次ぐタイムをマークした。「今年は盗塁の意識を上げ、頑張って走りたい」と意欲的だ。

 昨年、社会人の表彰対象となる大会に計10試合出場し、4割7分2厘の打率を残した。「チャンスで『藤沢なら打ってくれる』と思ってもらえる打者になりたい」。プロからの“需要”が高い右打ちの大砲は、多彩な魅力をアピールしながらドラフトイヤーを突っ走る。(浜木 俊介)

 ◆藤沢 涼介(ふじさわ・りょうすけ)2002年6月4日、埼玉県生まれ。23歳。佐野日大では1年秋から内野手としてベンチ入りし、3年時は主将を務める。横浜国大3年秋から外野手になり、1部では通算13本塁打(2部で1本塁打)。東京ガスに入社した直後の昨年4月のJABA長野大会でMVPを獲得した。187センチ、91キロ。右投右打。

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