感触を確かめながら菅野は丁寧に腕を振った。名古屋から大阪へ移動し、京セラDでキャッチボールなど調整。

2日のオリックスとの強化試合での登板へ準備は整った。「去年でまた成長した姿を皆さんにお見せするのを本当に楽しみにしていた。しっかり準備をしてきたのでいい姿を見せられたらいい」。24年以来の日本でのマウンド。メジャーでさらなる引き出しを得た右腕が、新たな姿を見せる時がきた。

 逆算しながら準備を着々と進めてきた。宮崎での強化合宿の途中から侍ジャパンに合流し、2月24日にはライブBP(実戦形式の打撃練習)に登板。今季初実戦となる強化試合では2番手以降で2、3イニングを予定している。1次Rの球数制限は65球。「しっかりそういうこと(球数制限)も頭に入れながらやりたい。ペース配分をせずにどんどんいけると思うので、プレーボールの初球からマックスの状態で投げられるように」。有力視されている8日の1次R第3戦・オーストラリア戦(東京D)での登板に向けて、本番モードで投げ込む。

 捕手陣とは短期間で綿密にコミュニケーション。「僕の映像を見て、だいぶ研究してくれているので、違和感なくできている」。自身もWBCでのストライクゾーンを想定して捕手に構え方などをリクエスト。「貴重な実戦になる。しっかり準備はしてきたので、いいものが出せればいい」。侍最年長で迎える17年大会以来のWBCへ。進化を止めない菅野が仕上げのマウンドに臨む。(宮内 孝太)

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