俳優の柳楽優弥(35)が10月30日公開の映画「RYUJI 竜二」(水田伸生監督)に主演することが3日、分かった。1983年公開の伝説的ヤクザ映画「竜二」(川島透監督)を43年ぶりにリメイク。

主人公の花城竜二役を演じる。

 原作の主演、脚本を手掛けた金子正次さん(83年死去、享年33)は、がんを患いながら私財をつぎ込み、自身初の主演映画を製作。当初は大規模公開ではなかったが、好評を受けて全国公開に。封切りから、わずか8日後、ヒットを見届けるかのように急死した。松田優作さん(89年死去、享年40)の盟友としても知られ、劇中で見せた存在感と生きざまは伝説となり、今も語り継がれている。

 今作は任侠(にんきょう)の世界に生きてきた竜二が、そこから足を洗い、家族との幸せを願いながら葛藤する物語。圧倒的なカリスマ性を持つ金子さんの名作を継承することに、柳楽は「正直、ドキドキしています。『竜二』と真剣勝負で向き合いました」と気合十分に語った。

 昭和から平成、令和へと時代の変化も踏まえて「今、人と人との距離感が移り変わる中で、改めて共感できる価値を持つものになっていると感じています。原作への最大限の敬意を胸に、今の時代だからこそ生まれる『RYUJI』を届けたいと願っています」と思いを込めた。

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