◆WBC強化試合 阪神4―5日本(3日・京セラドーム大阪)

 侍ジャパンが強化試合最終戦を白星で飾った。井端監督は「確認することはできた。

動くこともできたし、本番に向けて(戦い方の)イメージはできたかな」と総括。3―0の7回の好機で代打で投入した森下が2点適時打と結果を残し、終盤の守備固めなど、積極的に選手交代のカードを切るなど本番さながらタクトを振るった。投手陣も先発の高橋宏、2番手・金丸から藤平、大勢へとつなぐ継投リレーで虎打線を7回0封。サポートメンバーの失点を除けば、理想的な展開で締めくくれた。

 2月中旬から始まった実戦6戦を4勝2敗で終えた。2日後に迫る台湾との1次ラウンド(R)初戦(東京D)に向けて、打線は2日の中日戦では吉田が、3日の阪神戦では鈴木がアーチを描いた。加えて、これまで佐藤、森下、牧、坂本にも一発が生まれており、“侍史上最強打線”に期待感が膨らんだ。

 一抹の不安は大谷、岡本、村上といったポイントゲッターに快音がなかった点だろう。岡本、村上は米キャンプでギリギリまで実戦を積んでいたこともあり、時差ぼけの影響が大きかった。人工芝の球場で4戦し「体の張り」が出てきている選手もいるといい、井端監督は「まずは状態をベストに持っていくのが最優先」とリカバリーがカギとなる。バッテリーのピッチクロックとピッチコム対策もバッチリ。最善の準備を施し、本番を迎える。

(侍ジャパン担当キャップ・長井 毅)

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