WBC連覇を狙う日本代表の1次ラウンド初戦となる6日の台湾戦(東京ドーム)に先発予定のドジャース・山本由伸投手(27)が4日、東京ドーム内で会見に臨んだ。

 周囲には昨季の激闘の疲労を心配する声もあったが、WBC出場を決断した背番号18。

この日も米メディアから同様の質問を受けたが、「ドジャースは日本の国民の皆さんというか、どれだけWBCを大切にしているかというのはすごく理解をしてくださってますし。僕自身はドジャースの一員なので、もちろんどちらも大切なので。そこは話し合った上で、僕もコンディションが良かったので。何か不安を抱えてだったらもちろんプレーできなかったですけど、もちろんドジャースの開幕にも合わせますし、WBCでも万全でプレーできるという状態だったので。それをチームと話し合ってプレーすることにしました」とほほ笑んだ。

 前回23年大会の山本は1次ラウンド最終戦の豪州戦(東京ドーム)に先発し、4回1安打無失点、毎回の8奪三振と圧巻の投球を披露。米マイアミに舞台を移して行われた準決勝のメキシコ戦では先発の佐々木朗希(現ドジャース)の後を受けて5回から登板。吉田正尚(レッドソックス)の同点3ランを呼び込み、8回には一時勝ち越し点を献上したが、3回1/3を投げて3安打2失点4奪三振と劇的なサヨナラ勝利を演出した。計2試合で1勝0敗、防御率2・45だった。

 ドジャースではメジャー2年目の昨季、チームで開幕から唯一ローテを守り抜き、30試合で12勝8敗、防御率2・49とエースの数字を記録した。勝利数はリーグ13位タイだったが、防御率はWBC米国代表のスキーンズ(パイレーツ)に次ぐ同2位。201奪三振は同7位タイ、WHIP0・99は同3位、被打率・183は同1位などメジャー屈指の投手に成長した。

 ポストシーズンでは6試合で2完投を含む5勝1敗、防御率1・45と歴史的な活躍を見せ、球団史上初となるワールドシリーズ連覇に導いた。特に3勝を挙げてシリーズMVPに輝いたワールドシリーズでは、第2戦で1失点完投勝利を挙げると、2勝3敗で崖っぷちだった第6戦でも6回1失点で勝利投手。さらに第7戦では前日に96球を投げながら“中0日”で9回途中からマウンドに上がり、延長11回にもつれた熱戦を締めくくった。

 今春は米アリゾナ州グレンデールのド軍キャンプで調整を進め、2月27日(日本時間28日)にはジャイアンツとのオープン戦で今季2度目の実戦登板。初回先頭打者に被弾を喫したが、3回5安打2失点4奪三振だった。今月1日には自身のインスタグラムで帰国報告。侍ジャパンの全体練習には2日から合流し、代表チーム初戦の先発に備えていた。

編集部おすすめ