◆第60回報知杯フィリーズレビュー・G2(3月7日、阪神・芝1400メートル=3着馬までに桜花賞の優先出走権)追い切り=4日、栗東トレセン

 流れるようなストライドで駆け抜けた。栗東滞在中の関東馬サンアントワーヌ(牝3歳、美浦・鹿戸雄一厩舎、父ドレフォン)は栗東・CWコースで最終追い切り。

道中は他厩舎の2頭を目標にして、リズム良く走った。4角では内めを回り、軽快な伸び脚。全体6ハロンは81秒5で、ラスト2ハロンは11秒4、11秒3と好タイムをマークした。荻野極は「気持ちを切らさず、脚取りもしっかりしていました。具合の良さを感じます」と手応えを示した。

 荻野極はこの日が初コンタクト。2走前は東京・芝1400メートルで上がり3ハロン32秒7を出しているが、「シュッと(切れる)という感じよりは、ギアを上げ続けていくのが強み」と分析した。「レースを見た感じと、(追い切りの)しまいの反応のイメージは同じでした」と、感触はつかんでいる。

 先月25日に栗東入り。環境の変化に影響されることなく、調整できている。「初日はチャカチャカしていたけど、慣れてきて順調です」と勝崎助手。「新馬のときはあまりカイバを食べなかったけど、この中間は食べられるようになったのがいい」と変化を強調する。

 1400メートルでは2戦2勝。敗れた新潟2歳S(4着)とフェアリーS(5着)はともにマイルで、7ハロンなら重賞でも十分勝負になる。荻野極が「控えてもいいし、前に行っても踏ん張れる」と評価するように、戦法も自在。得意距離で桜切符をつかむ。(水納 愛美)

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