東京六大学リーグ・東大の現役選手でありながら、昨年11月に司法試験に合格したスタンリー翔唯(かい)内野手(2年=早実)が、DH(指名打者)で今春リーグ戦デビューを果たす可能性が4日、浮上した。

 春秋の新人戦ではヒットを放っているものの、リーグ戦出場はなし。

それでも、東京・文京区内の東大球場で取材に応じた大久保裕監督(67)は、「彼が打つことがアピールポイント。DH(でのリーグ戦出場)は十分に可能性があると思います。体が出来上がってきて、力強い振りになってきた。あとは本当にリーグ戦クラスの投手をちゃんと見極めて打ちきれるか」と明かした。この日、スタンリーは同球場で行われた桐蔭横浜大とのオープン戦に「3番・DH」で出場。3打席立って1四球、2三振だった。

 スタンリーは異色の経歴を持つバットマン。小1から野球に熱中し、早実で甲子園に出ることを夢見て、早実中等部を受験して合格。英検1級も取得した。早実ではベンチ入りならず、2年からは学生コーチに転身し、学年1位の頭脳で早大政経学部に進学。司法試験の勉強に取り組み、予備試験に合格したが「野球をやり切りたい。東大野球部が一番活躍できる」と東大受験へシフト。

24年春に東大文3に合格して野球部に入部し、昨年11月には現役選手では前代未聞となる司法試験に合格した。

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