巨人の中山礼都外野手(23)が4日、侍ジャパンのサポートメンバーとして得た収穫を胸に、巨人でのレギュラー獲得を誓った。18日間の同行を終えて帰京したが「うずうずして」と“休日返上”でG球場を訪れて打撃練習。

ドジャース・大谷のバットコンタクト率や、ソフトバンク・周東の外野守備など、目の当たりにした超一流の質を新たな指針として、将来的な正規の侍入りを目指していく。

 「ただいまー!」。中山が我慢できないとばかりにG球場に姿を現した。2月14日から3日まで、侍ジャパンにサポートメンバーとして同行し、この日に帰京したばかり。移動しての休養が認められていたが、返上して汗を流した。「何年も良い成績を残しているトッププレーヤーといい時間を過ごせた。そういう人たちは自分の世界を持っていて、練習もしっかりする。自分がやらないわけにはいかない。うずうずしていました」。トス打撃、フリー打撃、素振りを黙々とこなした。

 18日間の貴重な時間で、攻守に収穫を持ち帰った。打撃ではドジャースの大谷、Rソックスの吉田らメジャーリーガーを含む日本トップレベルのフリー打撃を間近で観察。

「飛距離はもちろんですし、芯に当てる確率がすごく高いなと」。ミート力に定評のある中山だが、超一流の質に触れた。「アウトの内容もすごくいい。芯で捉える打席を自分も増やしていきたい」と新たな指針ができた。

 ゴールデン・グラブ賞を2度獲得している周東と同じグラウンド上でシートノックも受けた。「落下地点への入り方とか(打球への)合わせ方とかも学ぶことばかり。ああなりたい」。今季から外野手登録となった中山にとって、まさに生きる教科書だった。

 昨季まで同僚のブルージェイズ・岡本とも再会。合流前、中山がロッキーズ・菅野とシート打撃で対戦し3打数で安打性2本を放った映像を見てくれていたといい「『お前のバッティングを見せつけてたな』って声をかけてくれました」と笑顔。菅野からも「成長しているな」と褒められた。「僕が(1軍で)出だした2年目の時から知ってくれているので、めちゃくちゃうれしかったです」。

先輩の言葉が自信になった。

 侍ジャパンでは練習時間も限られたため、今後は一度、2軍に合流する。阿部監督は「練習量確保のために。礼都は(1軍合流は)たぶん宇部から」と説明。中京大中京時代のチームメートの中日・高橋宏とジャパンのユニホームに袖を通し「ちゃんとした大会に同じユニホームを着て一緒に戦いたいという目標ができた」と刺激を受けた23歳は「今年はそこ(選ばれる)までの成績にまず持っていけるように」と決意。レギュラー獲得、そしてその先へギアが上がった。(臼井 恭香)

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