1次ラウンド(R)の舞台となる東京ドームで行われた公式練習後の会見。侍・井端監督は熱い口調で「全て大事な試合だと思っている。

そのなかでは初戦」と、まずは6日の台湾との試合に全集中する構えを示した。

 本番を控え、ナインに“初戦の心得”を説いた。自身が37歳で出場した13年WBCの1次R初戦・ブラジル戦(ヤフオクD)は苦戦を強いられたなかで、2―3の8回1死二塁の場面で代打で登場し、右前に同点適時打。起死回生の活躍で逆転勝利に導いた経験から「一番やっていけないことは、ふわっと(した雰囲気で)入ってしまうこと。プレーボールと同時に100%で(気持ちを)つくっていかないといけない。様子を見ていったらどんどん後手に回ってしまう」と力説。投手、野手ともに初回からフルスロットルでプレーするよう求めた。

 開幕投手は「日本のエース」と信頼を置くドジャース・山本に託す。ブルペンで投球を最終チェックし「良かったよ」と目を細めた。対する台湾の先発は、24年プレミア12の決勝で4回無得点に抑えられた左腕の林昱ミン=Dバックス傘下3A=、日本ハム・古林睿煬らが候補に挙がる。「誰が投げてくるか分からないですけど、プレミアでやられた投手とNPBにもいる投手は警戒しないといけない」と気を引き締めた。

 13年WBCでの2次R・台湾戦(東京D)では9回2死から同点打を放ったシーンは今でも語り継がれる。

これまで幾度もしびれる場面で結果を出してきた井端監督も「厳しい戦いになるのは間違いない。全員の力で一戦ずつ戦っていきたい」と一戦必勝を誓った。大会連覇への道のりが、間もなく幕を開ける。(長井 毅)

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