◆WBC 1次ラウンドC組 日本―台湾(6日・東京ドーム)

 2連覇を狙う第6回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)初戦となる台湾戦の侍ジャパンのスタメンが発表され、ドジャース大谷翔平投手(31)は「1番・指名打者」で名を連ねた。この日、侍ジャパンは先攻のため、午後7時8分予定のプレーボール直後に打席に立つことになる。

 慣れ親しんだ打順で大会連覇への道がスタートする。帰国後の強化試合では、2日のオリックス戦で2番、3日の阪神戦(ともに京セラドーム)で1番でスタメン出場。3打数無安打、2打数無安打とともに快音は響かなかったが、井端監督はドジャースでの”定位置”での起用を決断した。

 23年の前回大会では、ヌートバー、近藤に続く3番打者として全7試合に出場。23年のエンゼルス時代までは2番起用が多く、24年のドジャース移籍後も2番で開幕を迎えたが、同年の6月に1番に起用されると、そこからはチームのリードオフマンとしての役割を果たしてきた。昨年は出場した158試合で148試合が1番。先頭打者本塁打も12本放っており、今大会でもチームを勢いづける打撃に期待がかかる。

 2月21日(日本時間22日)には米アリゾナ州でオープン戦に出場。敵地・エンゼルス戦で1打席目にボテボテの当たりながら三塁への内野安打を放つなど3打数1安打だった。オープン戦出場は1試合のみだったが、その後帰国して同26日に名古屋でチームに合流。名古屋では壮行試合に規定で出場できなかったが、フリー打撃を行うなどしてきた。

 大阪での強化試合は2試合、5打数無安打に終わったが、4日の会見では「前回よりもちょっとアメリカでの(出場したオープン戦の)試合数も少なめですけど、体がまず状態良く、けがなくここまで来ているので、現段階では十分満足してます」と手応えを口にしていた。

 大会2連覇へ向けては「本当にどのチームも素晴らしいチームだと思いますし、前回大会もそうでしたけど、スムーズに勝てる試合というのはなかなか少ないと思う。先制されることもあれば、2点、3点離されることももちろん想定していかないといけないのかなとは思ってる。どんな状況でもしっかりチームとして、特に自分はオフェンスに加わるので、オフェンス面でしっかりと落ち着いてプレーできれば、いい試合が多くできるんじゃないかなと思います」と意気込んでいた。

 前日5日の初戦でオーストラリアに0―3で敗れた台湾の先発は身長190センチと長身のテイ・コウキン。19~21年にはドジャース傘下のマイナーに所属した経験もある右腕で、昨季は台湾リーグ(CPBL)11試合に登板し、5勝1敗、防御率1・49だった。大谷は台湾戦への思いを「あまり硬くなることなく、特にピッチャーが素晴らしい印象があるので、オフェンスの一人としてピッチャーにいいアプローチができればいいかなと思います」と口にしていた。

 23年には投打で大車輪の活躍を見せ、大会MVPに輝いた大谷。今大会は投手としては登板せず、打者に専念する見込みだが、チームを引っ張る活躍に期待がかかっている。

 

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