プロボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(32)=大橋=とWBA&WBC&WBO同級1位・中谷潤人(28)=M・T=が、5月2日に東京ドームで対戦することが6日、正式発表された。また尚弥の弟でWBC世界バンタム級王者の井上拓真(30)=大橋=は、WBC同級4位・井岡一翔(36)=志成=の挑戦を受ける。

 東京ドームでのボクシング興行は、尚弥―ルイス・ネリ(メキシコ)が行われた2024年5月6日以来2年ぶり4度目となる。

 ◆過去の東京ドームのボクシング興行

 〈1〉こけら落とし 1988年3月21日、東京ドームのこけら落としとして、WBA・WBC・IBF世界ヘビー級統一王者マイク・タイソン―元WBA同級王者トニー・タッブス(ともに米国)戦が行われ、タイソンが2回2分54秒TKO勝ち。前座の日本ウエルター級タイトルマッチでは、吉野弘幸が王者・坂本孝雄に4回KO勝ちし王座獲得。吉野は92年12月に王座を返上するまで14度の防衛を果たした。5万1000人を動員。

 〈2〉世紀の番狂わせ 90年2月11日、3団体統一王者タイソンが挑戦者ジェームス・ダグラス(ともに米国)と対戦。8回にタイソンがダウンを奪うも、10回にダグラスが連打から強烈な左でタイソンからプロ初ダウンを奪い1分23秒KO勝ち。ボクシング史上最大の番狂わせの一つとされる。前座では、デビュー2戦目の辰吉丈一郎がチャーチュード・エウアンサンパン(タイ)に2回KO勝ち。日本2階級制覇王者の高橋ナオトはノリー・ジョッキージム(タイ)に10回判定負け。観衆は5万1600人。

 〈3〉日本人初メイン 2024年5月6日、世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥がWBC世界スーパーバンタム級1位の指名挑戦者ルイス・ネリ(メキシコ)と対戦。

東京ドームのプロボクシング興行は34年2か月ぶりで、日本人ボクサーがメインイベントを務めるのは初。試合は初回に井上がプロキャリア初のダウンを奪われるも合計3度のダウンを奪い6回1分22秒TKO勝ち。ほか、WBO世界バンタム級タイトルマッチ(武居由樹が王者ジェイソン・モロニーに判定勝ち)、WBA世界同級タイトルマッチ(王者・井上拓真が石田匠に判定勝ち)、WBA世界フライ級タイトルマッチ(王者・ユーリ阿久井政悟が桑原拓に判定勝ち)も行われ、4大世界戦興行となった。チケット最高額は22万円。観衆は4万3000人。

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