◆プロボクシング ▽世界スーパーバンタム級(55・3キロ以下)4団体統一タイトルマッチ12回戦 統一王者・井上尚弥―WBA&WBC&WBO同級1位・中谷潤人▽WBC世界バンタム級(53・5キロ以下)タイトルマッチ12回戦 王者・井上拓真―同級4位・井岡一翔(5月2日、東京ドーム)

 プロボクシングのWBC世界バンタム級王者・井上拓真(30)=大橋=と元世界4階級制覇王者でWBC同級4位の井岡一翔(36)=志成=が、5月2日に東京ドームで対戦することが6日、発表された。拓真は昨年11月に獲得した王座の初防衛戦。

井岡が勝てば、日本男子初の世界5階級制覇となる。

 黒髪に青のスーツで登場した拓真は金色の髪にシルバーのスーツの井岡と固い握手を交わした。昨年大みそかに井岡が拓真を“逆指名”したことがきっかけで生まれた一戦。拓真は「自分としてはやりたい気持ちはあった」と率直に井岡の気持ちを受け止めた。井岡は拓真がプロになる前から世界チャンピオンだったレジェンド。対戦には「なんか、すごい運命的というか。前回(那須川天心戦)に続き『持ってるな』っていうのは、すごい感じます」と語った。

 昨年末の那須川戦に続いて2戦連続のビッグマッチ。井岡は過去に兄・尚弥との対戦も取り沙汰された相手なだけに「まあ、それも含めて『運持ってるな』って。ここで戦えること、東京ドームという舞台で戦えるのも、『持ってるな』っていうのを感じます」と自身を評した。

 井岡が勝てば、日本男子初の世界5階級制覇。拓真の兄・尚弥は中谷戦後にフェザー級に転向し5階級制覇を目指すことが濃厚。

拓真にとっては、兄より先に井岡に偉業を達成されることをストップする一戦でもあるが「そこの意識というよりは、井岡選手に日本人で初めて黒星をつけたい」とキッパリ。「那須川戦みたいなモチベーションの高さで来れてるんで、自分自身もすごい楽しみな一戦です」と待ち望んだ。

 戦い方には「自分の引き出しでいろいろ対応していく感じ」と語り、「一番は井上拓真をしっかり作り上げることが鍵。(前回も)本当に作れば、あれだけのものは出せるって自分自身も分かってるんで。今回はそれ以上に引き締めて、より上げていこうかなと思ってます」と気合を入れた。

 拓真は昨年11月24日、トヨタアリーナ東京で行われたWBC同級1位・那須川天心(帝拳)との王座決定戦で3―0の判定勝利を収め、1年1か月ぶりの世界王座返り咲きを果たした。WBA同級王者時代の24年5月6日にも東京ドームのリングに上がり、石田匠(井岡)に判定勝ちして2度目の防衛に成功している。今年2月の2025年優秀選手表彰式で技能賞を受賞し、今後について「一番は統一戦がやりたい。それがかなわないのであれば、ファンが望むようなワクワクするようなカードをやっていきたい」と話していた。

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