◆プロボクシング ▽世界スーパーバンタム級(55・3キロ以下)4団体統一タイトルマッチ12回戦 4団体統一王者・井上尚弥―中谷潤人 ▽WBC世界バンタム級(53・5キロ以下)タイトルマッチ12回戦 王者・井上拓真―井岡一翔(5月2日、東京ドーム)

 世界4階級制覇で、WBC世界バンタム級4位・井岡一翔(36)=志成=が6日、都内で会見し、日本人初の5階級制覇達成へ意欲を示した。WBC世界同級チャンピオン・井上拓真(30)=大橋=への挑戦が正式発表され、「拓真選手は技術の高い選手。

攻略は高いハードルだが、試合までに進化させて、5階級制覇を成し遂げたい」と決意表明した。

 会見の冒頭、会場に姿を見せた井岡は、井上拓とがっちりと握手。昨年末、スーパーフライ級からバンタム級に階級を上げ再起する際、WBC王者・井上拓への挑戦を希望。願いがかない、東京ドームという大舞台での対戦が決定した。「ボクサーとしてなかなか立てる場所ではないし、立てることを想像していなかった。感謝している」と笑顔をみせた。

 2009年にプロデビューした井岡は、2011年のWBC世界ミニマム級から始まり、スーパーフライ級までの世界王座を獲得し、日本人男子ボクサー初の4階級制覇を達成した。一昨年7月にフェルナンド・マルティネス(アルゼンチン)に敗れ、王座から陥落。5階級制覇を目指すため、バンタム級にウェートを上げ、昨年12月にマイケル・オールドスゴイティ(ベネズエラ)を下し、再起戦をクリアした。

 ミニマム級時代の2012年6月には、八重樫東(大橋)とWBA、WBC王座の統一戦を行い判定勝ち。井岡の叔父の井岡弘樹ジム・井岡弘樹会長と、八重樫が所属する大橋ジム・大橋秀行会長は現役時代のライバル。対戦こそなかったが、同時期に世界王者となり、何かと比較されていた。

井岡―八重樫の対戦は弟子同士の代理戦争と騒がれ、今回は第2弾の代理戦争という意味でも注目の一戦となる。

 井岡は「技術戦になると思う。特にミスが許されない。自分のボクシングをもっと成長させて試合に臨みたい」と、5階級制覇という偉業に挑む。

 戦績は井岡が32勝(17KO)4敗1分け、井上拓は21勝(5KO)2敗。

編集部おすすめ