◆新日本プロレス「旗揚げ記念日」(6日、大田区総合体育館)観衆2949

 新日本プロレスは6日、東京・大田区総合体育館で「旗揚げ記念日」を開催した。

 1972年3月6日にこの会場(当時の名称は大田区体育館)でアントニオ猪木さんが旗揚げした新日本プロレス。

旗揚げメンバーで大田区体育館での第一試合に出場したドラディションの藤波辰爾が息子のLEONAと特別参戦した。

 今年5月にデビュー55周年を迎えるドラゴンは、LEONAと第5試合の「旗揚げ記念日スペシャル10人タッグマッチ」で「柔道金メダル」ウルフアロン、海野翔太、小島聡と組み、「H.O.T」ディック東郷、SHO、高橋裕二郎、チェーズ・オーエンズ、成田蓮と対戦した。

 レジェンドと初タッグを組むウルフアロンは2・11大阪で成田に敗れNEVER王座から陥落。さらに3・4後楽園ホールでの「NJC」1回戦でドン・ファレに沈められ「H.O.T」に屈辱の2連敗を喫している。

 藤波とのタッグで新日本プロレスの原点を吸収し、旗揚げの地で「H.O.T」制裁へのスタートを期した一戦。藤波のテーマソング「ドラゴンスープレックス」で5人が入場しリング上で藤波とウルフはガッチリ握手を交わした。

 ゴング前にマイクでSHOが「藤波さんよ、しょせんは大分の田舎モンなんだ!クソったれが!悔しかったら出て来いよ」と挑発。怒りに火が付いた藤波が望み通り先発した。

 しかし、「H.O.T」はSHOがコーナーへ下がり、東郷が先陣を切る。そこへ背後から成田が襲撃。それでも藤波は、東郷へエルボー、成田へ張り手を入れると、東郷、成田に連続でドラゴンスクリューを浴びせ大田区を沸かせた。

 試合が白熱する中、ウルフがリングイン。

しかし、何かを思い立ったのか、おもむろにトップロープに上がり再びリングインする「ドラゴンリングイン」で出撃した。柔道技で「H.O.T」を投げ捨てると「ウォー」と雄たけびをあげた。成田に低空ドロップキックを食らうもブレーンバスターで逆転した。

 10分が経過し、LEONAが裕二郎に捕まるも逆さ押さえ込み、張り手からの延髄斬り、ダブルアームスープレックスで逆転も凶器攻撃からピンプジュースで裕二郎にLEONAがフォールを奪われた。

 試合後のリングで「H.O.T」はウルフを袋だたき。そこへ藤波が救出に入ると、リングから逃亡した。

 72歳のドラゴンとタッグを組んだ30歳のウルフは、バックステージで海野と旗揚げ54年目に入った新日本プロレスをさらに盛り上げることを約束。さらに藤波について「72歳で自分がしたいものを追い続けている人ってめちゃくちゃ輝いているなと思いました」と感動を表した。

 そして「僕は今、30で正直、柔道って30前後に引退になってその先、競技人生続いていかないって方が多いんですけど」とし「このプロレスって業界に入って72歳でも自分の最高のパフォーマンス目指してやっている方がいるって、今日、すごく勇気づけられましたし試合ができて良かったです」とドラゴン魂を注入したことを明かした。

 旗揚げ54年の歴史を「たくさんのレスラーの方が新日本プロレスを作り上げたのを肌を通して目で見ながら実感できていますし、先輩たちが作り上げた新日本プロレスをもっともっと大きな現役のレスラーだけだと思ってるので、僕はその一員としてやるべきことをまっとうしたいと思います」と誓った。ドラゴンリングインの敢行は「いつも通り一回、入ったんですけど、何か違うなと思って。気づいたら飛んでました」と明かしていた。

 藤波は、ウルフを「実際間近で見たら本物だね」と絶賛。ドラゴンリングインを「一瞬、え~って目を疑ったけど余裕があるんでしょう」と驚嘆していた。

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